マナーうんちく話143≪昔と今、どう違う恋愛事情≫
マナーうんちく話43《交際相手とより親密になる秘訣》
2月4日は二十四節季の一つ「立春」。
暦通りに、春の訪れが感じられる穏やかな日になりました。
《マナーうんちく話41》からの続きです。
交際を重ねるごとに、一緒にいてハッピーを感じるようになってきたら、「結婚」を意識するようになりますね。なんとなく幸せな気分になります。
まさに春が来た感じでしょうか。
この思いはくれぐれも大切にして下さいね。
次第に相手のことも考えるようになってきます。「恋」から「愛」へ進展する頃は喧嘩もしばしば経験されると思います。これでいいと思います。
○ここで大切なことは、「相手の存在に感謝の心を持つ」ことです。
マナーの大前提は「感謝の心」です。
そして共に過ごす時には思い切り、楽しそうに、嬉しそうにふるまって下さい。
「ありがとう」の言葉を連発して下さい。
出会う前に交わした「釣り書」は、二人が釣り合うか否かを調べるためのものという説明をしましたが、この時点では、自分が提供できるものと、相手から受けるものが釣り合っているか否かは全く関係有りません。
ビジネスではないので、素直に相手の好意を受け取ることが大切ですね。
○二人の絆をより強くするには、兎に角、「共有できる時間」をなるべくたくさん取って下さい。しばらくは優先順位を二人の共有する時間においていただくことをお勧めします。
時間が取れない場合は、電話やメールで連絡を取り合いされると思います。
自分のことと要件と共に、「相手を思いやる具体的な言葉」を添えて下さい。
明瞭・簡潔ではなく、なるべく長文の方がいいでしょう。
○相手を信頼出来るようになれば、苦楽を共にすることができるので、今度は「二人流の将来ビジョン」を作ることをお勧めします。
結婚におけるプロセスを話し合うことも大切ですが、一緒になってからのハッピーなライフスタイルを語り合うことは実に素晴らしいことです。販売のテクニックでも理屈は同じです。
共有のビジョンや夢があるということは大変素晴らしいことです。一人では実現できないことも二人力を合わすと叶う夢だってあります。勿論、節目、節目で必要に応じて変更もできます。
まさに、結婚は人生における最大級の「生きがい」ですね。
「人を愛することで自分も幸せを感じる」ようになればこんな素晴らしいことはないと思います。
勿論幸せの形は10人10色ですが、物質的幸せでは得られない、大変質の高い幸せのスタイルではないでしょうか。
わたしはこのことを、結婚式を担当した実に多くのカップルから教えていただきました。(だからこのコラムを書いております。)
こうなってくると本気で相手の幸せのことを考えるようになります。
結婚披露宴で耳にたこができるくらい聞いた言葉ですが、「二人だと悲しみは半分になり、喜びは倍になる」。この言葉本当です。
○そして、「相手を信ずる」ことです。
信ずることができれば、一緒にいてより楽しいし、第一安心です。
ここでよく問題になるのですが、相手を頭から信用して、相手に大金を貸した揚句に、結婚詐欺にあったということです。小説やテレビの世界だけではありません。現実にありえることです。皆が皆被害届を出さないのでどれくらいかは解りませんが。私もよく耳にしました。
ここで大切なことをお話ししておきます。
相手を信用するということは、できないことを無理してするということではありません。例えば、結婚を意識した相手から、{事業が不振なので500万円貸してほしい}と頼まれた場合どうしますか?
500万円は普通の人にとっては大金です。都合できない人の方が多いですよね。そしたら、無理をしてお金を用立てるのではなく、はっきり、できないと言う勇気を持つことです。
このことで二人の関係にひびが入れば、あきらめることも必要だと思います。
もちろん、ケースバイケースですが・・・
○「会話を増やし、楽しいことを共有する」ことも大切です。
これは前にも述べましたが、共有する時間を多く作ることが前提になります。
互いに相手の情報をより欲している時だから特に必要です。
○「男と女の心理は異なることを前もって理解しておく」ことも必要です。
つまり、人生における優先順位や価値観は男女間で違いがあるということです。
従って男女間で相手に対し希望することは異なります。
当然それぞれのカップルにより千差万別ですが、共通点も多くあります。
一例を挙げておきますので参考にして下さい。
★男性が女性に希望すること。
・何時までも「綺麗でいてほしい」ということです。キレイの好みは実に様々ですが。自分を魅力的に魅せるファッションセンスやお化粧の技術を身につけることは大切だと思います。
最近は美に関する情報は氾濫するほどあります。自信のない方はメイク、ファッション等その道のプロの方に相談されることをお勧めします。約1000人の花嫁と接していつも感心していましたが、お化粧の仕方で美人度大きく異なりますね。プロの方はすごいです。
・男性を「褒めて下さい」。男は案外プライドが高いです。だから逆に批判されると気分を害します。「豚もおだてりゃ木に登る」には一理あります。
・「優しく接して下さい」。
彼女の優しさに惚れた男性、意外に多いかったですね。家事も喜ばれます。
★女性が男性に希望すること
・なんだかんだと言っても愛だけでは生活できません。「経済的基盤」をしっかり持って下さい。つまり仕事ですね。
男性が女性の美しさにひかれ、女性が男性の経済力(仕事・社会的義務)にひかれて結婚したカップル、多いです。
・経済力に次いで多いかったのが「誠実さ」ですね。誠実さは、何よりも女性に安心感を与えます。信頼関係を築くには必要不可欠ですね。
私は個人的には、結婚相手として男性をみる時は「誠実さ」を大切にします。
・愛情表現を言葉と態度でキチンと表現して下さい。思っているだけではダメです。ポイントは恥ずかしがらずに、です。レディーファーストもお勧めです。