あなた自身が考える心理カウンセリング ～カウンセラーの方が潰れてしまわないように～
心の悩み相談や心理カウンセリングの形態として
行政などが実施している無料相談
医療機関が実施している診療としてのカウンセリング
そして個人事業として行われている心理カウンセリングなど
様々な形態のものが存在します。
同じ悩み相談、心理相談ではありますが
その内容はそれぞれに違っていて
実際どこを選べば良いのか選択も迷うのではないでしょうか？
そもそもどこに相談しても相談内容自体は同じだから変わらないと
無料やなるべく安いところだったり
手っ取り早く簡単に解決できるならどこでも良いように思ってませんか？
それぞれの特徴としては
行政系はあくまで精神的な支えと制度的なサポート（紹介や案内）で
無料で受けられるものが多いでしょうか。
医療系は服薬も含めた治療目的だったり
費用も受診料の範囲で行われますが（つまり保険診療での利用が可）
診察時間が短いといった特徴があります。
そして個人事業系ですが
保険が適用できないので他の形態より割高ではありますが
比較的セッションの時間もゆとりがあり
利用のペースも自分に合ったペースで進められます。
（一度きりの利用や継続の意向など、自分の都合での利用が可）
ただしそれぞれルームごとに特色が大きく異なります。
相談するにも勇気が要るのに
いざ一歩を踏み出そうとしてもどこに相談すれば良いのか
これでは相談すること自体も躊躇してしまうでしょう。
相談先選びとして参考にしていただきたい情報としては
利用が有償か無償かの違いについてです。
同じ相談をするなら安いほうが良いに決まっている
無料なら言うことはないし当然であるとお考えの方もいるかも知れませんが
有償と無償で何が違うのかと言いますと
自分で（自分の）お金を出したかどうかです。
自分でお金を出してないということは（無料での相談）
相手側に自分の悩みを委ねてしまう傾向があり
自分では解決しようとしない、努力しようとしない
相手が何とかしてくれるだろう（あるいは何とかしてほしい）と
相手任せの相談になってしまうんですね。
自分が抱えている悩みであるはずのものが
相手が解決する悩みになってしまうのです。
（悩みが自分のものではなく相手のものに）
いじめや虐待問題もあるので
行政など他者（第三者）が介入して解決しなければならない問題もあるため
無料での相談が良いか悪いかといった話ではなく
あくまで心理作用についての話であることをご理解ください。
ところが有料での相談ということであれば
そこに自分のお金を投じるわけですし
自分の悩みに対する自分への投資ということが言えます。
自分に投資する（せっかくお金を出す）わけですから
投じたお金を無駄にしたくありませんし
たとえ少しでも何らかの成果を得たいと自分でも努力してみるはずです。
つまりお金を投じない無料での相談は
どうしても受け身になりがちですが（相手に委ねてしまう）
有料での相談は受け身ではなく
自分から何かを得ようと自発的になるといった心理作用の違いがあります。
受け身と自発的なのとでは
収穫に大きな違いが出てきますよね？
得るものや得られるものの違いに大きな差ができるわけです。
投じる金額は大きすぎても少なすぎても弊害が出てきますが
自分にとって少しだけ無理をする（つまり努力する）必要のある金額であれば
その努力を回収しようと成果にもつながりやすいのです。
無料で安易に考えるよりも
有料でも真剣に悩みと向き合おうとする姿勢（考え方の構え）が
自分にとっての大きな利益を生むことになるんですね。
少し話はそれますが
恋愛成就や合格祈願などで神仏に賽銭を投じる際に
せっかくお金を出したのに願いを叶えてくれなかったと
お金を出せばそれで何でも叶えてもらえると相手のせい（相手任せ）にしていると
結局受け身の考えと何も変わらないので得られるものは何もないでしょう。
同じお金を投じるにしても
自分に投資しているのだと自発的な考えのもと
どこに相談するにしても有効に使っていただきたいと思います。
