食欲の秋は錯覚の思い込みだった?

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:なるほどおもしろ心理学

食欲の秋と言われますが
秋だから特別食欲が湧くわけではありません。

基本、人はいつの季節でも食欲はありますが
夏の暑い季節は水分摂取量が増え
他の季節とは違って食欲不振(低下)に陥りますので
食欲が回復する秋が特別食欲が増すように勘違いしているだけです。

冬の寒い季節でも
秋と同じように食べますし
むしろ宴会などの機会が増え、食べ過ぎる傾向があるのではないでしょうか?

しかし夏はそこまで大量には食べませんよね?
というよりそんなに多く食べられません。

確かに秋は実りの秋と言われるように
食材も豊富であれこれ食べたいと食欲を刺激されますが
夏の食欲低下状態から食欲が回復し
上昇してくるので特別食欲が増しているように感じるのです。

ですので秋が特別食欲が増すというよりも
夏が他の季節と比べて食欲が低下しているだけと言えるでしょう。

加えて言いますと
実りの秋ということで食材も豊かになりますから
あれも食べたいこれも食べたいけど実際には食べきれず
もっとお腹を満たしたい(満たされたい)と食欲が刺激されるわけです。

こういった複数の要素が重なって
秋が特別食欲が増すように感じられるわけですね。

とはいえ結果的に食欲は回復するわけですから
食欲の秋が間違いということではなく
ただ夏の食欲低下が錯覚を起こしているだけと認識しておくと良いでしょう。

このような錯覚や思い込みは他の事例でも日常的に潜んでいます。

特に心の悩みとしての錯覚や思い込みは
心身の不調を伴い精神疾患など悪影響を及ぼしてしまいますから
これらの錯覚に気づき思い込みを解消していくために
心理カウンセリングやセルフケアなどを通して
メンタルの状態を健全に保つように心がけていきましょう。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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