心理カウンセリング利用への難題 ~どうすればもっと心理カウンセリングを気軽に利用できるか~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理カウンセリングについて

心理カウンセリングを利用されたことのない方にとっては
心理カウンセリングとはどういうことをするのか
そもそもどういうものなのかといった詳細がわからず
利用をためらう方も少なくないと思います。

調べたりしてよく聞く情報としては
悩みなど話を聴いてもらうこと(いわゆる「傾聴」)くらいしか
情報として出てこないかと思いますが
傾聴が何なのか、そして傾聴によってどうなるのか
何らの内容もわからないと思います。

しかも話を聴くだけで
アドバイスも悩みの解決策も教えてくれないらしく
じゃあ何をするところ?何しに行くの?と
さっぱりわからない事だらけなのではないでしょうか?

まず大まかな心理カウンセリングのイメージとしては
「(主に心の)悩み相談」だと捉えていただければ間違いありません。

ここで間違えたくないのは
悩み相談であって
あなた様(相談依頼者)に成り代わって悩みを解決するものではないということです。

しかし話を聴いてもらうだけで
アドバイスも解決策も教えてくれないのであれば
一体何が相談なのかと疑問をお持ちになるかもしれません。

ただ話を聴いてもらうだけ。

しかし実はこの
ただ話を聴いてもらうということが
心(メンタル)の負担軽減にとって大きな効果をもたらすんですね。

まずもって悩みを抱えていても誰にも言えない
言えたとしてもまともに聴いてくれる人がいない環境では
精神的ストレスの大きさが計り知れないことくらいは容易に想像がつくでしょう。

特にSNS上で悩みを抱えていた場合
今まで信用してた人が裏で陰口を言っていたりと
人間不信に陥って一人悩みを抱え込んでしまうことになるんですね。

炎上などによって孤立した場合も然り
その苦しみは想像を絶し
精神的に追い込まれた人間は自殺に至るケースも起きています。

そうなんです
つまり心理カウンセラーはただ話を聴いてくれるという以前に
精神的な支えとなる存在であるということなんですね。
(プライベートを除いた、カウンセリングのセッションを通した関係性として)

ここに(それだけでも)
まずは心理カウンセリングの大きな存在理由(意義)があるんです。

しかしそれだけで
やはり相談してみよう
心理カウンセリングを利用してみようというまでにはなかなか至りません。

そして次の大きなポイントとしては
心理カウンセラーが話を聴いてくれて次にしてくれることは
一緒に考えてくれるということなんですね。

一緒に悩んでくれると言いましょうか
例えばですが
誰か自分の周りに悩んでる人がいたとして
その人の悩みに寄り添って共感していくと(悩みの共有)
悩みの核心や根源的な部分が何となくぼんやり見えてきて
客観的な視点で改善方法など思い浮かんできたりしませんか?

そこで悩みとの向き合い方や取り組み方など
心理学の観点からサポートするのが心理カウンセリングなんですね。

まず傾聴を通して信頼関係を築き(心の支えや安心感)
そして一緒に考えていくこと(悩みの共有)によって
見えてきた悩みとの向き合い方や取り組み方を
心理学の観点からサポートする。

このようなセッションを積み重ねていくことによって
クライエント様(相談依頼者)の心の負担軽減につながっていき
クライエント様ご自身もまた
新たな視点が見えてきて悩みに立ち向かっていくことができるようになっていく
つまりこれが立ち直っていくという過程となるのです。
(精神的ダメージからの回復と立ち直り)

ただこのような過程は
実際ご自身で体験していかなければ
頭で考えてたり想像しているだけではわからない感覚です。
(実感を伴わない)

ここまでの導入の難しさが
心理カウンセリングって何なのか
利用したらどうなるのかが見えてこないところが難点なのだと私は思います。
(知識ではなく、実感を伴わないとわからないことだから。説明されてもわからない)

人は自分自身(悩み)をなかなか客観的には見られません。

自分では見ていると思っていてもそこには主観が入っているため
必ず他人のサポートが必要なんですね。
(でなければ自分一人の力では悩みの渦中からなかなか抜け出せない)

その手段の一つが心理カウンセリングというわけです。

このように難点が多く
実態の見えない心理カウンセリングだからこそ
利用するのにも敷居の高さを感じるかもしれませんが
(しかもそんなわからないものにおいそれと金銭を投じられない)
当ルームのクライエント様でも
もう通われなくても大丈夫なんじゃないかなと思っていても
自分で考えて続けて通われてる方もいますし
定期的に通われて成長し続けてらっしゃる方もいますし
自分のタイミングで不定期に通われてる方もいらっしゃいます。

最初はお問い合わせやご予約のお申し込みでも
大変勇気がいると思いますが
慣れてしまえば(通うようになってからは)
そう重く受け止める必要のないことに気づくと思いますし
カウンセラーの方もあなた様の勇気を尊重し、受け止めますので
どうぞ気を楽に、軽い挨拶からでも遠慮なくご連絡くださいませ。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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