心理カウンセリングで心がしんどくなるケース ~苦しみの先にあるもの~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理カウンセリングについて

心理カウンセリングは悩みを解決する場ではないとは
以前にどこかで話したことがあると思いますが
自分が抱える悩みを通して、心の成長に取り組む場であるんですね。

心が成長するとともに
悩みが解決していくことに繋がることはあるでしょう。

しかし心の成長というのは
心理カウンセリングを受けていれば必ずつながるのかといえば
そう簡単なことではありません。

心理カウンセリングとは
どちらかといえば苦しいしんどいことなんですね。

それはつまり
普段は自分が見たくも触れたくもなく蓋をしているもの
自分の嫌な面(例えばコンプレックスなどの苦しみ)と
向き合わなければいけないことを意味するからです。

普段は見ないように目を背けて逃げているものから
正面から向き合わなければならないとなれば
どれほど苦しいことか、しんどいことかは容易にわかると思います。

ではどうしてわざわざそんなしんどいことに
自ら向き合わなければならないのでしょうか?
そのまま蓋をしたまま、目を背けていてはいけないのでしょうか?

そうなんです
こうして目を背けているから、逃げ続けているから
何だかわからない苦しみという繰り返しの毎日を生きなければならないんですね。

もちろん向き合っても苦しいんです。
むしろ目を背けたまま、気づかないフリをしていた方が楽かもしれません。

大抵の人はそうやって日常を生きています。
その方が楽だから。

しかしそれでは心の成長には繋がらないでしょう。

心の豊かさや本当の幸せを感じられないまま
自分だけの閉じた世界で幸せから逃げ続けなければいけません。

ここまで厳しいことを言ってきたかもしれませんが
実は心理カウンセリングそのものはお話してきたような苦しいものではなく
むしろその負担を軽減してくれる場であると言えます。

私が苦しいとお話してるのは
心理カウンセリングを通して自分の苦しみと向き合わなければならないから
目を背けたいものと向き合わなければならないからしんどいと言ってるのであって
そのしんどさの負担を一緒に担ってくれるのが心理カウンセラーの存在であり
心の成長へとつなげるのが心理カウンセリングの役目というわけです。

身体の成長に関してもそうですが
成長にはしんどさがつきものです。

心理カウンセリングそのものが苦しいのではなく
自分と向き合わなければならないからしんどいということが
少しでもご理解いただけたでしょうか?

心の成長につなげていくことが出来たら
単に悩みの苦しさから解放されるだけでなく
本当の幸せを享受することもできるでしょう。

自分がしてきたことは自分に返ってくる。

あなたは一人ではありません。

ぜひ自分を信じて
そしてともに苦しみと向き合っていきましょう。

それが生きるということですから。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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