2000円のコメが本当に買えると思ってますか？　～思い起こされるのはコロナ禍のマスク争奪戦～

小泉農水相がコメの店頭販売価格を2000円にすると豪語してますが
消費者からすれば元の販売価格に戻るのはありがたいというものの
冷静に考えてみると、これは備蓄米に限った話です。

備蓄米の在庫がどれほど持つというのでしょうか。

2000円台で出回っても短期的で
すぐまた価格は高騰するのは目に見えている上に
よく考えてみてください。
思い出して振り返ってみてください。

コロナ禍で店頭からマスクが品薄になったのと同じように
コメも2000円で出回った瞬間
店舗に行列ができるのは目に見えており
瞬時に店頭からコメがなくなるのは想像に難くないでしょう。

喜びも束の間。
お米が2000円で店頭に並んだとしても
自分は店舗の行列に並ばないといけませんし
たとえ並んだとしても、皆さんほんとに買えると思ってますか？

そしてコロナ禍のマスクの品薄状態と同じように
備蓄米を買えなかった人は（購入から漏れた人は）
結局転売価格並みに価格が跳ね上がったお米を買う羽目になるでしょう。

いくら備蓄米を2000円で店頭に出したところで
それを購入できるかどうかは別問題ですし
結局お米の品薄状態は変わらないどころか
高騰米を買うしか道は残されていない現状は変わらないのではないでしょうか？

そこまで視野に入れた上での政策だというなら
どういった対策を講じているのか、今後の展望も含めて示していただきたいですし
コロナ禍でのマスクの転売や高騰のように
二の舞を演じることのないように願いたいところです。