カウンセリングの保険適用について
心理カウンセリングなど相談を依頼されるクライエント様にも
様々なタイプの方がいらっしゃいますが
クライエントご自身が相談に臨む姿勢によって相談内容の質も変わってきます。
相談を依頼する相手によっても変わってくると思いますが
もし人に相談を依頼する場合(悩みを聞いてもらう場合)
皆様はどのような姿勢で相談に臨まれるでしょうか?
私が心理カウンセリングのセッションを通して感じるのが
人任せ(相手任せ)タイプの人は満足しないということ。
つまり自分でよく考えてみない人。
対面(面談)でのカウンセリングより特にチャットなどオンラインでのご相談に多いのですが
自分の望む対応を相談相手に求め
相手の言うことには耳を貸さず
どうしたら良いか解決方法を指し示せ
他の余計な御託はいいからそれだけ教えろ(答えろ)といったように
自分本位の頑固な捉え方しか出来ない人です。
といってもご本人は無意識ですので
意図的に相談相手に自分が望む対応を求めているわけではないですが
このようなタイプの方に限って
せっかく相談しても不満を募らせ不服しか感じない傾向が強いように感じます。
本人の中にある相談相手に求める(無自覚の)要求が強ければ強いほど
その傾向も強く現れる傾向があるようです。
ですので自分が満足のいく対応を相手がしてくれなければ(要求通りでなければ)
怒りすら覚える人もいるでしょう。
そして無自覚であるがゆえに
自分ではそんなつもりは毛頭なくても
態度が上からの高圧的だったり威圧的になってるんですね。
反対に、自分ではもうどうしたら良いのかわからない
とりあえず相談してみたといったように
半ばパニック状態に陥って考えられない状態にある人も
相談が良い方向に向かうのは難しいと言えます。
このような傾向から考えられるのは
自分ではなかなか“考えられない人”(そういう状態にある人)が
ただ不満を抱えて終わるだけの相談になってしまいますので
相談内容の質を高めるためにはまず相手に自分の話を聴いてもらい(受け止めてもらい)
相手の言ってくれたことに関しては自分も素直に受け止めてみることではないでしょうか。
考え方が受け入れられないなどとまず拒否してしまうのではなく
一旦とりあえず聞き入れてみるわけですね。
そしてそういう風な考え方もあるのか
考え方は受け入れられなくても自分のために言ってくれてるんだなと
自分の中で吟味して(消化して)考えてみること。
文句や不満は前には進みませんが
どうしてだろう?ではどうすれば良いのだろうと考えることは
たとえ解決方法はわからなくても前には進んでいきます。
つまり成長していくということでしょうか。
成長していく人、不満や不服によっていつまでもその場に留まっている人。
この差が後にどう現れるのかは歴然です。
人に何か相談して真に得られる効果としては
状況(事態)が解決することではなく
いかに成長していけるかこそが真価を問われるのだと思います。
よく考えてみれば事態が一変することといえば
例えば自然災害や人為的な事故など
被害を受けるような良くない変化ばかりしかありません。
これらの点に気をつけて注意できる人(今後に生かせる人)こそ
事態を乗り越えていける強いメンタル(生きる力)を獲得できるのかもしれませんね。