超ゴム理論の応用 ~年齢によって時間の感覚に違いを感じるワケ:後編~
「人はみな自分のことしか考えてない」
こういうと、いや、そんなことはない。
ちゃんと人のことを考えてる人もいると
違う意見や考え方を示される方もいるでしょう。
しかしこの言葉を相対性心理学の観点から考えてみますと
また違った別の考え方や視点が生まれるんですね。
確かに人はみな自分のことしか考えてないわけでもなければ
他人のこともよく考えてる人もいるでしょう。
どのような見解であっても間違いではありません。
では相対性心理学の考え方ではどうでしょうか。
例えばこの言葉に対する違う意見。
いや、そんなことはないという考え方というのは
そんなことはない、そんなはずはないんだと
これは結局自分の意見であり、考え方ではないでしょうか?
別に善悪や正誤の問題ではありません。
ただ純粋に、客観的に考えてみると
そんなことはないというのは詰まるところ、結局は自分の意見であり
その意味では人はみな自分のことしか考えてないという言葉は
正しいと言えるのではないでしょうか?
ただしどの意見や考え方であっても
間違いでもなければ正しくもありますから
ここが相対的な構造になっているということで
相対性が秘められていると考えることができるわけですね。
これが相対性心理学の考え方なのです。
(ここで言う相対的とは、こうも言えればああも言えるといったように
どちらにも捉えられるしそこに正解や不正解はないといった
問答や哲学みたいなものと考えるとわかりやすいでしょうか。
もっと言えば屁理屈みたいなものだと考えるとそのとおりだと思います)
どうでしょうか?
皆様はこれでも自分のことしか考えてないわけはない。
ちゃんと人のことも考えていると言えるでしょうか?
もちろん皆様のどのような考えや見解であっても正解や不正解はありませんよ。
そういう次元の問題や話ではないのです。
これこそ相対性心理学なのだということを
皆様には少しだけでも認識していただいて
人生や生き方にはまだまだいろんな違う視点(見え方や捉え方)があるのだということを知り
これからのより良い生き方の学びの参考としてお伝えしておきたかった次第でございます。