フレンドリーシップ(過剰な仲間意識)の弊害 ~フレンドリーさが相手にとって威圧感のストレスになっている~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:人間関係・コミュニケーション

人間関係においてフレンドリーであることは一見良いことであり
歓迎される関係(間柄)のように思いますが
まだお互い信頼関係の構築していない初期段階では特に
フレンドリーであることが弊害になってしまうケースもあるんですね。

敵対するよりフレンドリーな方が良いに決まってると
つい先入観が働いてしまいますが
まず人間関係の距離感を見誤ってしまうと
相手にとっては恐怖感(怖さ、怖い印象)を与えてしまうんですね。

最初から距離を詰め寄ってしまうことによって
自分としてはフレンドリーなつもりであったとしても(気さくに接する)
相手はまだ距離感を掴むための警戒心が働いてますから
ちょっとした言葉のやり取りが相手に恐怖を与えてしまうことになるわけです。

相手のタイプが同じ気さくなフレンドリーなタイプの人なら
特に問題になるようなことはありませんが(これは相性の問題)
早く打ち解けようと、仲間意識全開の態度で接してしまうと
相手はうろたえてしまうのとともに
自分としても相手のたじろいだ反応(手応え)の悪さにイライラしてしまうことになるでしょう。

このようなコミュニケーションは大抵は無意識であり
つい悪気もなく接してしまうため次第にお互い不和を感じるようになり
距離感に差が生じたまま相手と不平等な関係が形成されてしまいます。

無意識ということで自分ではフレンドリーなつもり(仲間意識)はなかったとしても
その潜在意識に気づけないことによって今度は逆に
自分はこんなに丁寧に接しているのにどうして相手は真剣に取り合わないんだろう
向き合わないんだろうと相手に不信感を抱いてしまう原因にもなりますので
まず相手に何か原因を求めるのではなく、自分の無意識にこそ意識を向けてみてください。

自分の中にあるこの無意識のフレンドリーシップに気づいて
もう少し身を引いて相手を敬う(尊重する)気持ちで接することによって
相手に威圧感を与えない関わり方ができますので
関係の改善と距離感の見直しなど
ご自身のコミュニケーションの参考になさってくださいね。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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