「どうしたら良い?」に私はどうしたら良いですか?

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理カウンセリングについて

私は「どうしたら良いですか?」という質問やその答えが一番難しいように感じます。

どうしたら良いですか?って私はどうしたら良いですか?
どう答えたら良いのでしょうか?

例えば誰か大切な人と死別した。
この感情や気持ちをどうしたら良いですか?って
誰が答えられるのでしょうか?

私はどうしたら良いですか?と逆に質問したいです。

何か正解の答えがあるわけではないし
答えられるはずがありません。

本人も正解の答えを知らない問題なのですから
他人が答えられるものではありませんし
他人が答えを提供するものでもないと思うんですね。
(代わりに答えてあげるものではない)

どうしたら良いか?という、何か答えがわからない行き場を失った気持ちの表れであったり
自分でも受け止めきれない感情が溢れ出したものであるということはわかっても
実際そう問いかけられるとどのようにして応えれば良いのか本当に難しいと思います。

ただ受け止めてあげるしかないといってもそれが難しいのです。
心理カウンセリングにできるのはそこまでなんですね。
いくら問われたところでとても答えなんて提示できません。

だからこそその人本人(発信者、クライエント様)の素直なお気持ちをお聴きして
そうしていくためにはどうしたら良いのかを一緒に考えて気持ちを整理していくしかないのです。

いわば一つ一つを確かめながら、確認しながら進んでいく作業の繰り返しであり
カウンセラーはただ受け止めることしか出来ない。
本当にどうしてあげられることも出来ない歯痒い思いですよ。

(客観的な質問ではなく自分への問いである)「どうしたら良いですか?」の質問の答えに
私はどうしたら良いですか?どう答えたら良いですか?

皆様どうでしょうか?私のこの質問に答えられますでしょうか?
それが正解のない答えだったとしたら?
「言うは易く行うは難し」
やはりこの質問は一番難しいと感じます。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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