オンライン相談サービスを例に見る、双方の意思の相違と受け止め方の違い

私は当ルームのカウンセリング事業の運営の他に
オンラインチャット相談サービスである
無料通信アプリのLINEを利用した「LINEトークCARE」というサービスにも登録していて
業務委託で提供させていただいてます。

このようなオンライン相談サービスは他にも様々ありますが
ご利用者様（クライエント様）にもいろいろな方がいらっしゃいまして
中には自分の思い通りの対応ではなく気に入らなかったのか
時間稼ぎの詐欺だというように不満をぶつけてこられる方もいらっしゃいます。

正直それを言われると（そう受け止められると）何も言えないのですが
確かに私が意図して時間稼ぎのために反応を遅くしているならわかります。

しかしチャット相談という特性や互いに相手の状況が見えないということもそうですし
そもそも私のオンライン相談サービスに対する感想としては
正直実際のところ、相談の依頼を受けるまでずっと待機してなければならず
時間の拘束（束縛）があるため自由が制限されますから
あまり長く係っていたくないわけです。

その上いざ相談が始まっても、通常カウンセリング（来談でのカウンセリング）のように
この時間までに終わるという時間も決まっていませんし
私としては業務に目処が立たないわけですね。

ご相談自体も中途半端ですぐに終わることもあり、何時間にも及ぶ場合もあり
プライベートや自由がないのと同じ状態で困るのです。

更に言うと、綺麗事を言わなければ業務委託の歩合なので
得られた収入の全てが直接私の儲けになるわけではなく
通常カウンセリングより儲けもかなり減りますし（少ない）
これら様々な観点や要素からあまりオンライン相談サービスに拘束されたくないんですね。

待機中でもいつ依頼が入るかわからないので気を張ってなければならず
相談中も利用者様の様子がわからないので神経をフル回転させる必要があり
想像以上にかなりの集中力を要するので本当に疲れるわけです。
ご相談が終了したら精神的に結構グッタリします。

来談でのカウンセリングの都合などでこちらからご相談の終了をお願いする際にも
本当は続けたくても申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ですので時間稼ぎなんてもってのほかで、長引かせようなんて気は毛頭ありませんし
できるなら最善の形で早々に終わらせたいくらいです。
（といっても早く終わらせるつもりで取り組んでいるわけではありません。
今まで受けていただいた方はわかると思いますが、ご相談は通常カウンセリングと同様に真剣です）

しかしクライエント様はそんな私の事情なんてわかりませんから
どのように受け止められても仕方ありませんが
もし私が時間稼ぎでやっているとか、早く何か答えやアドバイスがほしいというように
自分の思い通りの対応ではないと不満を感じるようでしたら
それは私の問題ではなく、ご利用者様ご自身の一方的な私への要求になっていないか？ということを
ぜひ自分の心とじっくり向き合って考えてみていただきたいのです。

相談ではなく要求になっていないか？ということ。
その要求が要求どおりにならないからと欲求不満にはなっていませんか？

相談とはあくまで相談なんです。
解決困難な問題を、一緒にどうしたら良いのか考えていくものです。
そこに必ず何らかの答えがあるわけではないですし
自分の思い通りに相手がしてくれることが相談なのでもなく
カウンセラーは答えを与えてくれるアドバイザーなのでもありません。
（兼ねることはありますが、あくまでサポーターなのです）

ご利用者様にはぜひ自分の相談を依頼する際の心構え？ということについても
ぜひ改めてじっくり考えていただきたいのです。
自分の不平不満を相手に押し付けてるだけにはなっていないか？ということを。

人には様々な考え方や価値観があり、相性もありますので
カウンセラーはそれでも受け止めて対応はしますが
もしそんな心づもりで相談を依頼したとしても
きっと何のお力にもなれないどころか不満が溜まるばかりだと思いますので
相談を控えた方が良い場合もあるということを今回私が皆様にお伝えしたかったのです。

時間がもったいないからか、中には一切何の挨拶もなく
ご相談もただ一方的にまくしたてるだけの失礼な方もお見受けします。
お気持ちはわかりますが、それではまともに相談にもならないということでしょうか。
それで非難だけされてもどう反省したら良いのか難しいところですね。

人は助け合って支え合って生きていくものですから
カウンセラーもまたあなたと同じ人間であるということを思い出して（認識して）
いざ相談する際には自分自身の心の持ちようを振り返ってみていただければ幸いです。