支援学級と普通学級の児童が同じ教室で学ぶ事について

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:教育・子育て

学校教育において、支援学級と普通学級の児童を
同じ教室で学ばせようとする取り組みが広がってますが
学校というものが勉強(学問)を教える事を主眼においてる限り
この試み(共生が可能かどうか)は極めて困難であると私は考えています。

全く無駄であるとは思いませんが
それは保育や幼稚園までの発育(自己形成や人間関係を学ぶ事)をメインとした
幼児教育の現場ならむしろ推奨しますが
学校があくまで教育(勉強を教える事)をメインとした現場である限り
支援学級と普通学級の生徒が同じ教室で学びを共にしようという取り組みはあまり賛同出来ません。
(無理が生じる)

なぜなら学校の先生(教師)は勉強を教える人(専門家、有資格者)だからです。
発達支援や障害者サポートの専門家ではありません。

もちろん社会に出て適応していくための、人間関係の形成や情操教育を担う側面もありますが
それはあくまで補助的な役割であって、やはり主たる役割は教育が専門ではないでしょうか?

それを全部教師に面倒を見させるというのは到底無理な話で
健常者と障害者の共生といえば確かに聞こえは良いですが
それは単なる理想論でしかないと私は思います。

教師とは別に、ソーシャルワーカーのような支援学級児童のサポーターが一緒に現場に入り
何とか普通学級の生徒と同じ教室で学んでもらおうと試行錯誤してるようですが
それでも学校という場が教育を主眼においてる限り
私はやはり分けて考えた方が良いのではと思います。

そういった取り組みは地域社会の中で
学校教育とは別に取り組めば良いのではないでしょうか。(発達障害のある人が普通にいる暮らし)

でなければ学校という場が勉強をメインにではなく
保育所や幼稚園のように発育をメインに、人間形成の場として認識を変えていく必要があると思います。
(学校教育というものの認識を大きく方針転換する)

ここまで上手く言葉に説明できませんでしたが
私の考えや言いたかった事は、きっとこのコラムでは説明できていません。
(同じクラスでの学びを反対してるわけではない事など)

そのまま解釈してどうぞ誤解のないように
何卒ご理解とご容赦頂いた上でこのコラムをお読みになって
この取り組みに関する問題と改善点がどこにあるのか
そしてどうしていけば良いのかを一緒に考えていければと思います。

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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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