傾聴だけではダメ。フィードバックこそカウンセラーの腕の見せどころ
ケガや病気などで肢体が不自由になると
どうしても体を動かさなくなってしまいますが
例え体が痛んだとしてもなるべく動かすようにした方が良いんですね。
体をいたわって動かさないようにしていると
他の動作で代替したり脳が必要ないものだと判断してしまうので
不自由さが不自由さを呼んで余計機能不全を起こして本当に使えなくなってしまうのです。
認知症予防に脳トレといって脳を使う事が推奨されるように
体も脳も使わない機能は次第に衰えていってしまいます。
日々の健康や毎日の運動でも続けなければ何の意味もないように
自分の体は使わなければどんどん衰退していきますし
使えば使うほど、不自由でもなるべく使うように心がけると
体が自然に機能を果たそうとして、他の部分や体全体が活性化されるんですね。
もし完全に機能が回復しなくても、これが体にとってリハビリになるのです。
このようにある機能を失う事で他の機能が活性化する事があります。
人生の途中で急に転換期が訪れるように
ケガや病気などがキッカケになってある能力に目覚めたりするのも(才能の開花)
リハビリ効果がもたらす別の側面なのかもしれません。
どうせダメだと諦めて動かなかったり動かさなくなる事で
人生は本当に萎んでいってしまいます。
心の悩みでも諦めずに動いてみようとする事。
無理に動かすのでも怖気づいて動かないようにするのでもありません。
心が不自由で思うように動かせなければ
今の自分に動かせる範囲で動かしてみようとする事。
これが心のリハビリになって健康を取り戻せるのかもしれませんね。
“気づく事”
つまりキッカケによって変容をもたらす事が心理カウンセリングの真の効用だと言えるのです。