ビジネスこそ信頼関係の基本 ~物で溢れてるのだから単純に物を作っても物は売れない~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:仕事・生活・ビジネス

太古の昔、人は自給自足のライフスタイルから物々交換によって物を得るライフスタイルへと変化していきました。

そんな物々交換のシステムから始まった現代の市場経済ですが
とにかく物やサービスを売り込もうと各分野で企業がしのぎを削り
新商品の開発や技術の向上などそれぞれ工夫をこらして販売促進に力を入れています。

しかし物や情報で溢れ返っている現代においては
ただ新しい物を並べるだけだったり珍しいというだけでは物は売れません。

物を売るためには何か消費者の購買意欲をそそるような工夫が必要であり、消費者の興味を引く事が肝心です。

いくら新商品で機能や品質が良くても、ただ店頭に置いてあるだけでは特に目新しくもありませんし
例え関心を持ってもらってもすぐ他のものに興味が移ってしまい
結局売れたとしても最初だけで、一時のブームで終わってしまうでしょう。

また、選択肢(多様性)が多過ぎるのもかえって混乱を招くだけとなり
どれを選べば良いのか?消費者が購入を見送る一因にもなるので注意が必要です。

このように何の考えもなく、ただ売り手側が良かれと思って提供するだけの販売方法では物は売れず
消費者を飽きさせて顧客離れを引き起こしてしまうので
やはり物を売るためには入念な情報収集とマーケティングが必要なのです。(ニーズを引き出す)

ただ新しい物を作ってそれを並べるだけで売れるような時代は終わったのです。
そんな何の興味も引かない自己満足の押し売りでは物は売れません。

となればつまり、人に何か買ってもらおうと思ったら買い手の立場に立ったサービスが必要なんですね。

消費者が何を欲してるのか?(ニーズの把握)
または売り手側が消費者にどんな価値を提供出来るのか?(サービスの提案、販路の開拓)
何も考えずに消費者頼みの受け身なだけでは商売をしていくには厳しいでしょう。

物や情報で溢れる現代においてはいかに消費者の興味を引くかが肝心だと言いましたが
中でもお手軽なのはエンターテイメントの提供です。
つまり消費者に“楽しさ”を提供する事ですね。(楽しいと思わせる)

しかもエンターテイメントの提供はどの分野にでも応用出来ますし、業種や業界も選びません。

ですが一方では、例えばご当地キャラなどキャラクターやマスコット市場を見てもわかるように
既にエンターテイメントを提供するビジネスは主流にはなっていますが
今では飽和状態になってる事から話題になってもすぐにブームは去りますし
新商品やサービスの開発に追われ続けるだけになるのが現状です。(イタチごっこ)

ではここで強みになるのが昔ながらの“ブランド力”をアピールする事です。
ブランド力があれば安定や定着に繋がります。

ブランドといっても高級ブランドのようにネームバリューの大きさの事ではなく
困った時の強い味方、安心安全のパートナーといったように
顧客や地域に密着した基盤作りの事だと思ってください。

ただし消費者の信頼を裏切る行為は大手企業でも一気に赤字経営に陥るように
常に消費者の立場に立って、消費者の事を考えたビジネスの心がけ(ビジネスマインド)が重要です。

そもそもビジネスの根源は利益の獲得(儲け)ではなく、価値の創出と提供だという事をお忘れなく。
つまり支え合いと助け合いの精神といったお互いの信頼関係で成り立ってるんですね。
(これは人間関係全般や雇用関係についても言える事です)

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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