カウンセリングの保険適用について
心に悩みを抱えていて毎日が精神的にしんどい場合
精神科や心療内科のような医療機関、もしくは心理相談室といった心理カウンセリングの利用を検討されると思います。
基本的に医療機関は薬物療法といった辛い症状を治療するのがメイン。
心理カウンセリングは心理療法を用いたメンタルケアやサポートをメインとした取り組みだと捉えていただいて問題無いでしょう。
しかしうつ病などの精神疾患を患ってる場合を除き
人間関係から来るようなしんどさでも専門医にガンや糖尿病といった病気を治療してもらうように
悩みを解決して欲しい、性格を何とかして欲しいと自分の抱えてる問題を全部人任せにしてないでしょうか?
例えばダイエットをしたいと考えてる場合、運動したりスポーツジムに通う事を検討すると思いますが
本を読んだり専門家に食事療法のアドバイスを受けるにしても、あくまで自分が主体で取り組むのであって
自分は相談だけして代わりに専属トレーナーにダイエットをしてもらうわけではありません。
こうなるともう肥満治療の領域であり、ダイエットの目的も忘れて全てを他人に委ね
自分から他人の管理下に置かれるのと同じ状態です。
自分は何もせず結果的に痩せられたとしても、果たしてこんな方法でダイエットに成功したと言えるでしょうか?
ダイエットに成功したのではなく外科手術に成功しただけで
とにかく痩せられれば手段は何でも良かったのでしょうか?
それで精神的にも楽になる?
目的を達成するのに手段は選ばずでは、紛争解決のための空爆やテロ行為と何も変わりませんし
収入を得る目的で言えば、労働の対価として得るのか詐欺行為によって得るのかの違いでしかありません。
結果さえ良ければ中身なんてどうでもいい。
果たしてそれで本当に幸せな人生なのかと言えば私はとても幸せだとは思いません。
他人には努力してもらうけど自分は何もしない。
そんな操り人形のように他人に操作されて何か問題が解決したところで、精神的に楽になるとは思いませんね。
ダイエットの話にしても、基本的に自分の問題は自分で何とかするものです。
その上で専門家に相談しながら問題に取り組むならいざ知らず
全てを丸投げにしてもし相手に悪意でもあれば、信頼してたのに裏切られたと更なる精神的苦痛を味わうのは自分ですし
それを相手のせいにしてまた苦しまなければならないのもまた自分ではないでしょうか。
ですから心理カウンセリングを利用するのでも病気の治療のように全て任せてしまうのではなく
代わりに解決してもらう意識から自分が利用する立場なのを意識して取り組んでみると
案外悩みの解決や目的の達成が容易になるかもしれませんね。
実際自分が学ぶ気で聴く耳を持ち、本当に何とかしたいと真剣に取り組んでらっしゃるクライエント様は
初回のカウンセリングやわずか数回のカウンセリングで何かを得られ、その後の新たな人生を歩んでいかれてるように感じます。
つまり心理カウンセリングは量より質であり
なるべく少ない回数でカウンセラーに何とかしてもらおうという考えではいつまで経っても何も得られないばかりか
やはり問題を相手のせいにするだけで結局何をしてもしんどい思いをするだけに終わるでしょう。
だから最初の意識する時点で誰でもしんどい思いなんてしたくないですから
ほんとは自分の意志次第で結果も変わって来るのになかなか行動に移せないのかもしれませんね。