カウンセリングの保険適用について
ただ慰めて欲しかったり優しい言葉をかけて欲しいだけなら
心理カウンセリングはオススメしません。
心理カウンセリングはその場しのぎではなく現状を改善していく心理療法ですから
言葉による上辺だけの共感や同調はしませんし
ほんとにその時だけの癒やしを求めるなら
癒やし専門のルームや親しいご友人にでも慰めてもらうのをオススメします。
もちろん心理カウンセリングに一切癒やしがないわけではなく
クライエント様の気持ち(心)には共感しますし
カウンセリングを続ける中で信頼関係を築いていく内に
それが癒しに繋がるケースは多々あります。
私が申し上げたいのは心理カウンセリングの利用目的についてです。
心理カウンセリングは辛い現状を一緒に乗り越えたり
今をより良く生きるためのものですので
上記のように癒やし目的で利用されるならきっと期待外れになるでしょう。
それでも全く癒やし効果がないわけではありませんが(心の浄化作用はあります)
豊かな人生や今を充実していく事を望まないのであれば
やはり親しいご友人にでも慰めてもらうのをオススメします。
ただしこの方法(その場しのぎ)では現状は変わらない事をお忘れなく。
人の心は不思議なもので、例えば自分の好きな人や尊敬する人など
その人に話を聞いてもらったりそばに居るだけでも(存在を感じるだけでも)
心が癒やされたり力が湧いて来るものです。
ですから心理カウンセラーであればそういう存在として自分を磨く必要がありますし
心理カウンセラーじゃなくても自分を磨くという事は
それだけで特に何かしてあげなくても相手のためになるんですね。
人を変えようとするのではなくまず自分と言われるのはこのためです。
このように自分が成長する事で周りや相手に影響を与え
結果、相手を変える事に繋がったり
自分はもちろん、周りも巻き込んで人生が充実したものに変わっていくのです。
心理カウンセリングの例で言っても
カウンセラーはクライエント様を変えようとはしませんし
特に何かしてあげなくてもただその思いに共感して受け止めるだけで
やはりクライエント様は徐々に変わっていかれるのです。
ですからカウンセラーはただ聴いてるだけで何もしてくれないと思ってると
何かをしてもらおうとしてるだけですから期待外れになる。
それだけならまだしも、何もしてくれないカウンセラーに不満を抱くだけで
自分が成長しようと努力する意識がありませんから
相手に何とかしてもらうのを期待するばかりで現状が一向に改善しないのです。
これは心理カウンセリングだけに限った話ではありません。
日常生活や仕事の面でも、相手に求めるばかりでは何も変わらないんですね。
当ルームでは自分が変われば周りがどう変容するか?
そしてどう変えていけば良いのか、周りとどう関わっていけば良いのかも
現状をお伺いしてお話させて頂きますし
ここに単なるその場しのぎの癒やしではなく改善していくためのものとして
心理カウンセリングを利用する目的にされるのをオススメ致します。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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