心理カウンセラーを志される方へ ~現役カウンセラーの視点から~
私もまだまだ未熟ではあるものの
こう長い事心理カウンセリングに携わってると
カウンセリングを受けてもあんまり意味のない(効果のない)人と
そうでない人の違いが大体わかるようになって来ます。
意味が無いといってもその人が駄目な人間だとか
受けても無駄だというわけではなく
お見受けする印象のままでカウンセリングを受けたとしても
きっと何のためにもならないだろうなと感じるからです。
そんな状態で無理に受けてもらったところで
きっと無駄な時間を浪費するだけの無駄足になってしまいますし
お互いのためになりませんから
無理にカウンセリングをオススメしないという事です。
別に受けても無駄だからとか
その人に成長の見込みが無いというような事ではありません。
同じ受けられるのであれば
何か少しでも足しにして頂きたいじゃないですか。
とにかく受けてみてくださいと無理に受けてもらって
あぁ受けなければよかった
やっぱり無駄だったなんて思ってもらいたくないじゃないですか。
だから私は勘と言いますかお見受けする印象からして
まだ無理して受けない方がいいなと感じれば
カウンセリングを無理に勧める事はありません。
それでも受けたいとおっしゃるのであれば
私も当然力の限りお応え致しますし
そもそもそういう心持ちでカウンセリングを受けられる方は
私が心配するまでもないような方ですけどね。
必ずそうだとは言い切れませんが
大体カウンセリングを受けて自分の成長に繋げられるような方は
私がわざわざオススメしたり継続を促さなくても
自然にカウンセリングを継続して、長い目で向き合っていこうとされてます。
ご自身では気づかれてない事が多いのですが
後で今まで継続して来たカウンセリングを振り返ってみた時に
最初の頃とはずいぶん悩みの質が変わって来たのを感じられるのです。
悩みの渦中に居る時は、ほんとに成長してるのかなと疑問に思いつつも
しっかり成長に繋げてらっしゃるんですね。
逆にカウンセリングを受けても無駄になるような方は
最初から態度や所作から横柄ですからすぐわかります。
自分の事なのに横着で無頓着ですから
人に何とかしてもらおうと考えてるだけで
自分から何とかしようとは思ってません。(本人は無意識)
まずそこに気づけなければ、私が何を言ったところで受け付けませんし
そのような状態でカウンセリングを受けても無意味だろうと感じるので
お金も無駄にするわけにはいきませんから無理にはオススメしないのです。
自分に無頓着とは自分が抱える悩みにも無頓着だという事。
こういった部分の意識改革を自分からしていかないと
誰が何を言ってもいつまで経っても変わる事はありません。
それは自分の問題を自分の問題だと思ってないから。
常に他人が巻き起こす騒動に自分が巻き込まれてるんだという
被害者意識が自分の中に働いてるからなんですね。
だから自分を責めて済ませてしまう。
これでは心理カウンセリングや認知療法を持ってしても
残念ながら問題が改善に向かう事はありませんし
まだカウンセリングを始めてもいない、この最初の自己意識レベルの段階では
もはや心理カウンセラーの力量不足とか、そういう問題ではないのです。
誰か特定の人の事を言ってるように聞こえるかもしれませんが
誰の事を言ってるのでもありませんよ。
もちろんクライエント様の事ではありません。
ただ私はそれでも私のカウンセリングを受けたいとおっしゃるのであれば
全力でお応えさせて頂くのみです。
例えその結果がやっぱりお断りすればよかったと散々だったり私がいくら罵られようと
最終的にクライエントさんにとって何か少しでも利益になるのであれば
私はその瞬間のために全力で、一生懸命サポートさせて頂きます。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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