傾聴だけではダメ。フィードバックこそカウンセラーの腕の見せどころ
現在は若い人よりもお年寄りが元気な超高齢社会を迎えてますが
一方では認知症や介護の問題など様々な社会問題も増加しています。
今は元気でもやがて訪れる死については誰も避けて通れない切実な問題ですし
自分は良くても残された人たちの事も考えなければならず
今出来る事は今の内に着手していく必要があるでしょう。
そこで近年注目を集めてるのが人生最期の時を迎えるための準備[終活]です。
当ルームでもご本人やご家族を対象に
心の準備やメンタルケアを中心とした終活のお手伝いに取り組んでいます。
ところで皆さんはどうやって死んでいくのか
自分の死や自分の最期について考えた事はありますか?
自分の最期はどうなるのか?死の間際やそうなった時の状態を想像し振り返ってみる事で
これから今の自分はどう生きればいいのか、その答えも見えて来るんですね。
自分の人生というものに対し、本当に大切な事とは何か。
必死に生きようとする事は素晴らしいと思います。
しかし死というものを受け入れられなければ、生きる事はただ苦しいだけになる。
それは自分は何をやっても不死身だから死なないと思ってる人と
余命宣告を受けて残り少ない命を大切に生きようと
命の重みを感じながら生きる人との違いと言えばわかりやすいでしょうか。
自分は死なないし永遠に生きられるなんて思ってたら
今じゃなくてもいつでもいいやと何でも後回しの考えになり、今を大切に生きようとしなくなる。
どうせわからないんだからと先の事を考えず、今を健康に過ごそうとする心がけも大切ですが
今を健康で充実した人生を過ごしたいと思うなら
今さえ良ければそれでいいなんて考えではその願いも成就する事はありません。
少しでも長く生きたい、より良く生きたいと思うなら
まず死というものを受け入れ、今いろいろ出来る時にこそ先の事を見据えて
今から人生振り返って幸せだったと思えるような最期を迎えるための準備が必要なのです。
それが今を充実させる事に繋がるのですから。
身体が言う事を聞かなくなってから、自分の意思もなくなってからでは遅いのです。
まだ若いから自分は関係ない、まだまだ大丈夫だと思ってる人でも
今から自分の死に向き合う事で今を後悔しない生き方が出来るんですね。
最期に幸せだったと感じられる人生を送る事が出来るのです。
ご本人はもちろん、ご家族の方も最期になって後悔しないように
今から終活をお考えになってはいかがでしょうか?
当ルームでは皆様それぞれの人生観に焦点を当てて、理想やご希望をお聴きし
どのようにすれば悔いのない終活が出来るのかを心理学の観点からお話させて頂きますし
自己実現に向けて無事に最期の時を迎えるためのお手伝いをさせて頂きます。
また、ご家族の方にとっては残される者としての心構えや心の準備を始め
最期を迎えるまでの過ごし方などもお話させて頂きます。
お一人でもご家族でも、ぜひお気軽にご相談くださいませ。
終活。
それは今をより良く生きるための活動であり
今から死を意識して最期に備えるための準備ではありません。
最期に良かったと思える人生であり、幸せだったと皆が感謝してお別れ出来るように
今から終活で人生に華を添えていきましょう。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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