傾聴だけではダメ。フィードバックこそカウンセラーの腕の見せどころ
私は認知療法によって今の状況、そして人生を変えられると考えます。
しかもより豊かなものに。
認知療法と言うと難しく聞こえるかもしれませんが
簡単に言えば“知る”事です。
物事を知る。
私はよく生き方を学ぶなんて言い方をしますが
要は学びを通して人生を知る。
人の生とは何かを知り、生き方を学ぶ。
そうすると知識も教養も豊かになりますし
結果、人生そのものが豊かになるんですね。
学ぶというと、学校の勉強のように思われるかもしれません。
しかしそうではなく、単に知る(わかる、明らかになる)事です。
心理カウンセリングでは“気付き”と言いますが
物事についてや自分の周りで起きてる出来事について
よく知る事です。
当ルームでは認知療法に力を入れています。
自分ではわからない事でも他の人だからわかる事ってありますよね。
いくら自分一人で考えててもわからない事でも
人に聞いたりする事でそうなのかと気づく事があります。
そして気づくと何をすればいいのか、次のステップが見えて来るようになり
今の状況を変えていける土台が出来るわけです。
認知療法とはまさにそんな取り組みで
当ルームではまずクライエント様の抱える悩みや問題をじっくりヒアリングし
クライエント様の理解とどこに問題があるのかをしっかり把握して
クライエント様が何に気づいてらっしゃらないのか
どこに気づけば次のステップへと繋がるのかを共に考え
心理学を応用したプロの視点から“学び”を提供しています。
先程も申しましたが、学びといっても塾などで学ぶような学びとは違います。
心理カウンセリングでの学びは学業としての学びではなく
人生を豊かにするための学びです。
つまり生き方に対する学び。
生き方を学ぶ事によって
人に振り回されず、悩みに振り回されない
自分の力で自分の人生を歩んでいけるような力が付きます。(力が付くと自信へと繋がる)
認知療法では直接病気や障害を治す事は出来ませんが
病気や障害を抱えながらでも人生を豊かに生きられるようになる心理療法ですし
本人も周りの人間にとっても精神的負担の軽減に繋がりますので
現在お悩みを抱えてる方や人生に迷ってらっしゃる方はぜひ受けてみてください。
ただ私の考えでは
認知療法によってどうしたらいいのかわからない悩みでも、気づくのは簡単です。
なかなか気づけないのであれば私がお教えしますし、気づく事自体は簡単に出来ます。
ではなぜカウンセリングは時間がかかるのかと言いますと
人は何かに気づいても、その気づいた事をなかなか受け入れる事が出来ないからなんですね。
何かが明らかになったところで、その現実をなかなか受け入れられないのです。
例えば大切な人と死別しても
大切な人が亡くなったという現実をなかなか受け入れられないように
死別したという事実は明らかでも、その現実を認めて受け入れるまでには時間がかかります。
しかしこの事実をひと度受け入れられれば(認知する、認識する)
次に進んで行く事が出来ます。
つまりこれが認知療法なのです。
ですから気づく事は簡単でも
それを受け入れて前に進んで行くためにはどうしても時間がかかるのです。
そしてまずこの現実を受け入れられるようにしていく作業が認知療法であり
これが心理カウンセリングの大きな役割なんですね。
人は気づくだけなら簡単です。
わからなければ私がお教え致します。
しかし皆さん自分で言ってるじゃないですか。
そんな事はわかってると。
つまり人に言われなくても、本当は皆さん最初からわかってらっしゃるんですね。
ただ気づいてない振りをしてるだけで
受け入れたくないから、認めたくないから気づかないようにしてるだけ。
でも現実はわかっててもなかなか受け入れられない。
わかってるだけでは何も変わらない。
だからこそ認知療法、心理カウンセリングが大きな力を発揮するんです。
現実を受け入れ、前に進んでいけるようにする事。
後はその気づいた事を受け入れていけるようにしていく。
そのための作業が心理カウンセリングであり、当ルームが力を入れている認知療法ですので
私も一生懸命サポート致しますし
私と共に、一歩一歩前に進んでいきましょう。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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