心理カウンセラーを志される方へ ~現役カウンセラーの視点から~
もしかするとカウンセリングなんかで人の役に立つとか
心の支えになれるだなんて思ってる事自体が甘いのかもしれない。
人の心なんてそんな単純なものじゃない。
もっと絶望的な、苦しみに満ちたものなのかもしれない。
そんなものを、誰の手にも負えないものを
カウンセリングなんかがどうこう出来るものではないと
そんな気がしてなりません。
心理カウンセラーなんてやってますが
人の心と向き合ってると、ほんと無力を感じます。
これから一体どうすればいいのかと。
せめて僅かながらでもお力になりたいと
そんなちっぽけな、自分に言い聞かせてるだけの信念で取り組んではいますが
ほんとに情けなくてしょうがないですね。
このような所で弱音を吐いて
プロとして失格かもしれません。
しかし人の心なんてそんな強いものではないというのもまた事実。
だからこそやっぱり人は
お互い支え合いが必要なのではないでしょうか。
人は一人で生きてるんじゃないというのもここから来てるのでしょう。
例え何の役にも立たないかもしれませんが
心の支えになったり理解なんて出来ないかもしれませんが
カウンセリングだからこそ出来る事がある
カウンセリングにしか出来ない事があると信じて
私はこれからも人の心と向き合い続けていきます。
心理カウンセリングで一生懸命サポートさせて頂きます。
一本の矢が直ぐに折れるなら
その一本が簡単に折れてしまわないように
折れてもまた何度でもやり直せるように
共に支え合って生きていきましょう。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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