子供のワガママに付き合わない
例えば子供の前では吸わないようにしてるとしても
ヘビースモーカーばかりの保育士さんたちが勤務する保育所に
わざわざ自分の子を預けたいと思うでしょうか?
(全く気にしない人はそれはそれで親としての自覚が足りないのかもしれません)
条件的にそこしか選択の余地がないならまだしも
同じ預けるならなるべく環境が良さそうな所を選ぶでしょう。
例えそれが実態とは異なる、単なるイメージであっても
人の心理とはそういうものです。
人に子供を預ける際はそうなのに
自分は子育てで同じ事をやってても平気なんでしょうか?
自分は良くて人はダメ?
こんなおかしな話はありませんよね。
いくら子供の前では吸わなくても
実際人に子供を預ける際は躊躇するんだったら
人にされたら嫌な事を自分も同じようにやっていてはいけません。
他にも禁煙外来の通院先選びで
医院の先生が物凄いヘビースモーカーだったらあんまり信頼出来ませんよね。
先生が同じ喫煙者だと理解出来る部分はあるかもしれませんが
タバコを吸い続けてる人から禁煙を勧められたところで決意も鈍るというものです。
自分は止めないけど人には止めろと
こんなおかしな話はありません。
このように保育所や通院先を選ぶ時はわざわざそのような所は選ばないのに
なぜか自分は同じ事をしていても平気なんです。
平気というより気づいてないと言った方が正しいでしょうか。
どんな問題でも人ばかり見るのではなく
まず自分自身に向き合わなければ
問題の原因に気づく事は難しいでしょう。
だからいつまで経っても問題を人のせいにして
結局何も解決しないまま、むしろ自分の気づかないところでいつの間にか問題が深刻化し
気づいた時にはどうしようもない手遅れ状態に陥ってるわけです。
子供の身体のみならず
育成環境の面でも我が子の健全な心の発達を蝕んでるのは自分自身だという事に
早く気づいてください。
それで大気汚染物質だのすぐ熱が出てどうのと大騒ぎされても
苦笑いするのが精一杯です。
お子さん自身はもちろん、自分を大切にする事が子供を守る事に繋がるのです。
自分が満足したいだけで大切なお子さんを傷つけ
それで人には厳しく自分には甘くでは、守れるものも守れませんよ。
子供は自分一人で戦わなければならず
誰も守ってくれなければ、我が親からも身を守らなければならず
世の中から問題児のレッテルを貼られても
それでもたった一人で生きていかなければならない苦しみが
好き勝手言いたい放題し放題の大人にわかるでしょうか?
誰しも自分が一番かわいいものですが
このように苦しみが苦しみを生むような連鎖を断ち切り
本当に安心で安全な子育て環境の中で
大切な親子の絆を繋いでいってくださいね。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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