どうして我が子はこんなにもアタマが悪いのか? ~頭の悪さに隠された真実~
歴史的な偉人や有名な俳優さんなんかでも軒並み
世界的に活躍されてるような著名人の方は皆往々にして自分の親を大切にし
自分を育ててくれた人たちに感謝してらっしゃいますよね。
天狗になってる人なんてまずいません。
つまりこれらは成功者に欠かせない要素だという事。
もちろん努力や才能といったものも欠かせない要素ではありますが
努力なんて皆してますし、才能も見い出せてないだけで全くないわけではありません。
しかしどちらも自分のためでしかないんですね。
ですが感謝は相手がいます。
自分一人では出来ない。
だから多くの人に認められ、その想いに応えようとする相互作用によって
成功をおさめるような活躍に繋がったり偉業を残す事が出来るんですね。
人を大切にしない、感謝のない人間に成功はありません。
このような成功者たちは自分を育ててくれた親(特に母親)に対しては
多大なる感謝をしてるのがよくわかりますが
余りに親を大切にし、母親母親というものですから
偏った見方をすればマザコンではないかと疑ってしまいます。
しかし親に感謝してるのとマザコンとは違います。
感謝はあくまで感謝の気持ちですが
マザコンはただ甘えてるだけなんですね。
親にはもちろん、自分にも甘えてるのがマザコンです。
ですから一見マザコンのように思える人でも
母親の事を想って気に掛けてるのかただ甘えてるのかでは
人間的な器も全然違うわけです。
我が子を育てる場合であっても
名門大学に行かせるとか教育熱心になるのではなく
自分が感謝されるような親になる事で必然的に成功者になる可能性に繋がるんですね。
ただし自分の夢や理想通りになる事が成功ではありませんよ。
成功者はマザコンじゃなくて、必ず母親(親)に感謝しています。
この想いが強ければ強いほど他の人からはマザコンに見える事もありますが
それぞれ自分の芯さえ強く持っていれば、いずれ世間は認めてくれるようになるのです。
そもそも誰か人に認めてもらうために感謝するのではない事をお忘れなく。
でないと周りに振り回されて芯がブレてしまいますから。
芯は皆で支え合ってこそ始めてブレない程の強度になるんですね。
いくら一人で頑張ってもその強さには限界があります。
始めてという漢字を見てください。
女(母親)が支えになる(寄り添う)からそれが台になって始まるのです。
一人じゃ始まるどころか台無しですよ。
赤ちゃんが生まれるのでも、生まれるのは命(生命活動)の始まりですから
やはり女である母親から始まるんですね。
女性は全ての土台(支え)であるわけです。
だからこそそこに感謝が生まれる。
感謝は命そのものであり、生きる事への感謝そのものなんですね。
そしてもう一つ大事なのが、子供の集中する機会や没頭する機会を奪わない事。
子供が勉強する時は机に向かうように、何らかの台(支え)が必要です。
いくら台と成り得ても台の機能を果たしてなければ
ましてや子供の土台を台無しに(つまり親の自分が自分を台無しに)していては
支えが崩れるわけですから共倒れになってしまいます。
自分だけ崩れるんじゃなくて子供をも巻き込んでしまう。
そうならないためにはまず自分がしっかり土台になる事。
子供はその土台から次のステップへと上っていけるのです。
人は決して一人で生きてるのではない。
お互い皆で支え合って生きてるのです。
私たちは改めて感謝の持つ意味を考えていきたいものですね。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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