自分では気づかない、過保護という名の虐待 -どこまでが過保護なの?-
教育者、子育て中の皆様に
今回は特にご紹介したい本があります。
『ナルちゃん憲法』
一言で言うと育児書と言いましょうか。
既にご存じの方もいらっしゃるでしょう。
巷には様々な育児書が並びますが
どれを読んでいいかわからない
どれを信じて実践すればいいのかわからないという方にも
これさえ読めば間違いない
いや、これさえ読めば他のは読まなくていいと言えるくらいの書物です。
何か特別な事が書かれてるわけではないのですが
子育てや教育で押さえておくべきポイントがしっかりと押さえられていて
他に余計な知識や情報もなく、下手なアドバイスもありません。
それでいてなるほどと思わせる説得力を持ち合わせてるんですね。
数ある育児書やテレビの情報番組なんかだと
何を当てにすればいいのかわかりませんし
どれも知識による子育て情報でしかありません。
しかし本書に書かれてあるのは知識や情報ではなく
読んで直ぐ実行出来る実践的な子育て法であり
考える子育て、実際に子供と接して心でする子育て
子供も親(教育者)も、共に心を育んでいく子育て方法(接し方や態度)
が書かれてあるんですね。
何も難しく考える事はありませんし
難しく考えるような事も書いてありません。
子育てにおいて基本的な事しか書いてないのですが
それだけで充分であり、かつ良い事しか書いてありません。
読んでると素直な心に還れる本書。
育児書じゃなくても、普通に読み物としても感慨深く読めますし
何を信じたらいいのかわからない子育て情報が散乱してる今だからこそ
ぜひ読んで頂きたい育児書のバイブルとも言えるナルちゃん憲法。
出版自体は昭和で古い本書ですけど
私は心を失いつつある今のこの時代にこそ相応しく
人との関わり方から生き方を学べる要素が満載ですので
直接子供と関わる方のみならず、広く一般の方にも強くオススメ致します。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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