人それぞれ感覚が違う事を認識して、コミュニケーション力を磨く

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:人間関係・コミュニケーション

共感覚の人で、文字や記憶、音といったものが色として見えるなど
常人には理解出来ないような感覚の持ち主の方がいらっしゃいます。

正直一瞬聞いただけでは、何をおっしゃってるのかわかりませんし
幽霊が見えるのと同じように、説明してもらってもにわかには信じられません。

確かに文字に色がついてるなら、色鉛筆か何かで書いたとか
着色されてるんだなと何となくわかりますが
音に色がついてるだなんて言われても、何の事だかサッパリです。

しかし言葉に惑わされないで聞いてみると
言葉の表現として、まるで○○の様に見えると様子を表すように
単純に見えると言っても、必ずしも視覚として見えているとは限りません。

他にも例えば、腐った食材を食べられるかと言われれば
通常はそんな物食べられるわけないだろうと答えます。

しかし食材を口に入れ、飲み込めるかという意味でなら
例え腐った食材であろうと食べ物以外の物でも、食べる事自体は可能でしょう。
ただ後先の事を考えて、それを食べられないと表現しているだけなのです。

このように人それぞれ意味の捉え方や感性も違うわけですから
自分の思い込みだけで相手の話を聞いてたら
とんでもない認識のズレや思い違いを生じてしまうんですね。

そしたら人に何か頼み事をして、後でやっといてくれたかと尋ねても
どうしてお前は言われた事を言われた通りに出来ないんだと
ちゃんと言ってるのに聞いてなかった相手に腹を立ててしまうのです。

相手は相手なりの解釈で受け取り(判断し)
自分も自分基準で言ってるだけに過ぎないのですから
これでは話が通じるはずがありません。

つまり私たちは、文字や言葉だけで判断してしまう癖を避けなければならないのです。
このような思い込みによるコミュニケーションがいかに理解を妨げてるのかに
私たちは気づかなければならないんですね。

それで相手が自分の思い通りになってくれなかったら
しんどいのは自分なのですから。

人の事を非難したり罵るような行為は
自分の教養不足だったり理解力が足りない
あるいは努力の怠慢なんだと思っておけばいいかもしれません。

そこからどう改善していくかこそ重要なのです。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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