傾聴だけではダメ。フィードバックこそカウンセラーの腕の見せどころ
他所様のカウンセリングルームやカウンセラーさんが
どのような心理カウンセリングを実施されてるのかわからないので
私の耳に入って来る情報での話ですが
どうも質の悪い心理カウンセリングが行われてるようです。
心理カウンセリングと一口に言っても
ルームやカウンセラーによってまるっきり内容も違いますし
私の所では傾聴による来談者中心療法をメインにやってますから
一体どういうカウンセリングを実施してるんだと
同じカウンセラーとして耳を疑うばかりです。
もちろんそれぞれに良い所や相性などもありますから
他所のカウンセリングはどうのと一概には言えませんが
これではクライエント様の自己実現(自律)や成長を促すものではなく
対処療法的に解決方法を教えてるだけだったり
ただ話を聞いてるだけの、癒やしにもならない面談をしてるだけにしか思えません。
重なる部分があるので混同されがちですが
基本的に相談と心理カウンセリングは違いますし
クライエント様の話にただ共感していればいいというものでもありません。
この話は一部であって、全部が全部そうであるとは思いませんが
あまりに多く耳にするので、この業界の在り方(実態)を憂いているのです。
私のような者が失礼を申して恐縮ですが
このような質の悪い、とても心理カウンセリングとは言えないカウンセリングのおかげで
世間様の心理カウンセリングに対する不信感や誤解を招き
私の所でも他のカウンセラー、カウンセリングルームの尻拭い
弁明に追われてるような状態が今の現状です。
これでは自分の心理カウンセリングにまで手が回らず、集中して取り組めないばかりか
クライエント様にとっては不利益でしかないですし
心理カウンセリングそのものが荒廃してしまうでしょう。
(実際にはしっかり集中して取り組んでますのでご安心くださいませ)
私自身、他人の事は言えませんし、まだまだ未熟ではありますが
己の技量の未熟さから、クライエント様にとって有益なカウンセリングを提供出来ず
自らクライエント様離れを引き起こしてるわけですから
集客を目的にカウンセラーが人気取りに走る傾向がよくわかりますよ。
その結果、心理カウンセリングや業界全体の質の低下を招いてしまいますし
その事に気づいている、数少ないプロの心理カウンセラーの方は
皆さん苦心してらっしゃると思います。
つまり、そういう人(人気取りのカウンセラー)がやってるようなカウンセリングは
本物の心理カウンセリングではないんです。
おかげで他のカウンセラーがその尻拭いをしなければならず
自分の心理カウンセリングをクライエント様に提供する事が出来ません。
まずもってプロの心理カウンセラーという者は
自分が一番成長しなければならないんですね。
こんな批判的な内容の話をダラダラ続けても終わりませんので
ここまでにしておきますが
最後にこのコラムをご覧になって不愉快な思いをさせてしまった方に対しては
ここでお詫び申し上げます。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
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