どんなタイプかを知れば適材適所が見えて来る ~相手を知る前にまず自分を知る事~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:統合心理学・応用心理学・社会問題(課題)

私は一つ一つ物事を丁寧に、ゆっくりするタイプですから
何をするにも効率は悪いんです。

急いでやるととんでもなく雑になりますし
チャッチャかチャッチャか効率良くしようとすると
逆に効率が落ちてしまいます。
言い換えると不器用とも言えますね。

しかし普段いい加減で大雑把
私から見て雑に見えるような人は
何でも効率良くこなされるんです。

つまり、私は要領が悪いけど
今言ったような人たちは非常に要領が良いわけです。
しかも当たり前のように
私のようにいちいち難しく考えなくても
テキパキ用事など物事を片付けていかれるんですね。

私なんて一見丁寧なのだから良さそうに思えますが
実際には要領が悪く不器用なだけ。
自分でやるより人にやってもらった方が早く済むわけ。

早く済むならその方が望ましいんですが
それを私から見てると雑に見えたり
いい加減にしてるように見えるから
つい口を出したりしてしまうわけなんですね。

さて、これってどちらが良いんでしょうか?

もちろん物事にもよりますが
単に良いか悪いかでは判断がつかない事だってあるはずです。

私のようにいちいち難しく考えてゆっくりしか出来ないなら
テキパキ済ませばいいような事は要領の良い人がやれば早く済むだけの話ですし
逆にじっくりと取り組むような事は
私みたいな人がやった方が内容の濃い、充実したものになるんですね。

どちらが良いかなんて
一概に言えるものではありません。

出来ない人に無理して出来るように仕向けても
また、無理やりやらせようとしても
これは私の例のように、逆に効率が落ちてしまいます。
だったら出来る人がやった方が早いんです。

適材適所という言葉もあります。

何でも早いから良いというものでもありません。
出来る人が出来る事をする。
出来ない人でもしなければならない必要があるなら
出来ない人を出来る人がサポートすれば良い。
ただそれだけの事なんです。

そこを自分基準で相手を見るから
つい感情的になったりしてしまうんですよね。

何でこんな事が出来ないのか?
何でこんなやり方しか出来ないのか?

お互い相手に対して一方的に要求するだけですから
だから心に摩擦が生まれて
相手を尊重する事や感謝を忘れたりするんです。

人は自分と同じように出来るわけではない。
自分もまた人と同じように出来るわけではない。

やっぱり人にはそれぞれ一長一短があるわけです。

お互い人格を認め合い
苦手な人でも感情的に向き合わないで
先ずは冷静に相手と向き合ってみましょう。


京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

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