心の負担が軽減される仕組みの解明と解説 ~知識と経験による、脳機能の自動プログラム化~
まず始めに、生ゴミやゴキブリなど
一般的に汚いイメージのある物を思い浮かべてみてください。
では、ゴキブリについて考えてみましょう。
ゴキブリは汚いなんてイメージを持たれてますが
当のゴキブリ本人は、自分が汚いだなんて思ってません。
生ゴミにしても、元々汚いわけではありません。
食べない部分を捨ててゴミとして扱うから
汚いというイメージになってるんですね。
不衛生=汚いイメージになるだけであって
元々それ自体は汚くはないのです。
しかし皆が汚いというイメージを持つ事で
その対象は汚い物として扱われます。
人間もこれと同じで、周りが汚い汚いと一人の対象を標的にした場合
その人自身、何も汚くなくても
汚い物として扱われるんですね。
更には皆が汚いと思うものは、自分も例外なく汚いと思ってしまうのです。
それが自分自身であっても、汚いものとして認識する心理作用が働くんですね。
冷静に分析すれば、汚くも何ともありません。
全てイメージで作り上げられただけなんです。
この事は自分でも気づいてませんから
周りが汚いものとして扱うと、自分も無意識に汚いものとして認識してしまうのです。
そして心の中では、そんな汚いものが自分だなんて嫌ですから
自分への嫌悪感に繋がったり、自傷行為に繋がったりするんですね。
イメージとは一種の洗脳です。
思い込みです。
本質的に汚いかどうかではなく
イメージで汚いかどうかと判断されるわけです。
つまり、イメージなんて人の心が作り出した幻想なんですね。
こうした思い込みの全ては、本質を捉える事でストレスになるのを回避出来ます。
ゴキブリが悩まないのは、自分が汚いだなんて思ってないから。
本質的に汚くない事を、本能できちっと理解してるからです。
人間なんて、ただゴミ箱に入ってるってだけで
汚い物扱いしますよね。
1回ゴミ箱の中に入った物は汚いと。
それを取り出すなんて汚い行為だと。
それは、一度ゴミ箱に入ってゴミになってしまったからです。
元々ゴミではなく、汚くも何ともなかった物でもです。
生ゴミ、消しゴムのカス、ホコリなど
これらは全て、汚い物でも何でもありません。
生ゴミじゃなければ、元々は野菜ですし
消しゴムのカスじゃなければ、元々は消しゴムです。
ホコリであれば、ゴミとして扱われなければチリが集まったもの。
ゴキブリも、我々人間と同じ生き物です。
こうしたイメージが作り出す幻想や思い込みが
イジメに繋がるんですね。
本当は汚くも何ともなくても、皆が汚いものとして扱う事で
イメージという名の幻想が作り出され
果ては自分自身ですらも、汚い物としてその幻想に惑わされてしまうのです。
デブやハゲと相手を罵る行為も同じ原理ですね。
もしそれが本当だったとしても
単なる見た目の客観的事実を述べてるだけであって
デブだからハゲだから、それがどうしたんですか?という話になります。
これは発する本人の教養のなさを、自ら発信してるようなものです。
逆に、周りが皆称賛するような人は
よく考えたらちっともスゴくなくても
何だかスゴイ人のように思ってしまうものです。
褒められた本人もまんざらではないですよね。
謙遜はあっても、称賛されて良い気にならない人がいるでしょうか?
これらイメージというのは、本質を理解すれば何も悩む事ではありません。
思い込みをやめ、本質に気づけば
あらゆる悩みは改善され、心のストレスも軽減されます。
それが心理カウンセリングの取り組みです。
どうか心理カウンセリングで
イメージに立ち向かえる心の強さを手に入れてください。
心理学で、私がしっかりサポートいたしますよ。
京都カウンセリングラウンジ
宮本 章太郎
ご意見ご感想、あなたのお聞きになりたい事をお聞かせください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしています。
公式ホームページ http://kyotocl.web.fc2.com/
eメール kyotocl@gmail.com