心理学で人生に華を添える ~細胞活動に見る、単細胞な人とそうでない人との違い~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:なるほどおもしろ心理学

ある意味人間の存在は、その一人一人が
脳の神経細胞で言うところの細胞一つ一つに当たります。

つまり、一人の人間の死は、一つの細胞の死に等しい。

また、一人一人が一つの細胞ですから
例えば宇宙を一つの大きな存在や一つの大きな脳だと考えた場合
他者と会話したり情報交換する事によって
脳の神経細胞で言うところの、ニューロンを使った情報のやり取りのように
コミュニケーションや人間一人一人の活動は
神経伝達物質のような働きをしているという事です。

そしてあらゆる情報は必ずどこかの部分で繋がり
この宇宙という存在の中で、常に共有化されてるという事。

他者と活発に交流する事は
脳であればニューロンの形成や情報伝達、血流量の増加に繋がりますし
そうして脳が経験を積んで成長するように(情報の蓄積)
人間も文明の発展や個人の成長に繋がるわけですね。

人間には意思や心がありますから
それぞれが自立・独立した個体として(人格を持って)活動してるように思いますが
同じ一つの活動として見た場合、細胞もまた人間と同じように
それぞれ独立した意思を持って活動してると言えるのではないでしょうか?

このように考えると、人間一人一人がそうであるように
細胞それぞれも自立・独立して活動してますから
もし何の活動もしてない、弱った人がいるという状態を考えた場合
それは死んだ細胞も同然であるという事が言えます。
(特定の状態にある個人ではなく、あくまで細胞での例え話だとお考えくださいね)

更に細胞活動を見てみると
細胞には弱った細胞や異常細胞を、攻撃・排除しようとする働きがあります。
その代表的なもので、いわゆるガン細胞がそれに当たりますが
細胞自身にも、自ら死滅しようとする機能(アポトーシス)が備わってます。

同じ細胞なのに、攻撃したり傷つけあったりと
まるで人間のイジメや暴力行為、自死と同じような現象が
細胞活動でも起こっているのです。

そう考えると不思議だと思いませんか?
と同時に、物事や全ての事象は共有のものであり
あらゆる面で繋がってるように感じます。

ですから人間活動で起こる様々な問題や社会問題も
ある意味では細胞活動と同じように起こるべくして起こっている
必然的に起きる仕方のない現象として
どうする事も出来ずに諦めるしかないようにも感じてしまいますが
それこそ私たち人間には心があります。

それぞれが単なる生命活動や意思活動をしてるのではなく
私たち人間は“生きている”のです。

確かに細胞活動も、その部分では同じかもしれませんが
細胞には幸福を感じる事は出来ません。
人と同じようにストレスによる影響はありますが
人の痛みを感じたり分かち合ったり出来ませんし
感謝の気持ちが生まれたり幸福感もありません。

人間には“考える力”があり、“考える事”が出来ます。
どうしたらいいのか、創意工夫する事が出来るんですね。
そこが人間活動と細胞活動とは違うのです。

心や感情がある事によって、苦しみも生まれますが
人間には自ら変化を起こせる力を持ってます。
しかし細胞は常に受け身で、突然変異などの外部の刺激でしか変化を起こせないんですね。

外部の刺激とは、つまりはストレスの事なんですが
人間はこのストレスを上手に利用して
自ら快適に生きる環境を作り出す事が出来るのです。
ただ受け身で変化を待ち続けるだけの生命体(単細胞)ではありません。

細胞活動のように特に何も感じる事なく
ただひたすら生命活動を続けるだけで
それこそストレスに晒されるだけの単細胞として生きるのか
それとも人間としての“人生”を生きるのか
同じ生命活動でも、そこには大きな違いがあるんですね。

そして私は心理学や心理カウンセリングで
あなたの人生に華を添えさせて頂く活動をしています。

共に人間としての、人生を生きていきましょう。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

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心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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