人の話に意見する事への悪影響

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:人間関係・コミュニケーション

人の話に意見するというのは
意見をされた相手からすれば、同調するか反論するかしかないんですね。

反論がめんどくさければ
例え違うんじゃないかと思ってても、同調してやり過ごしますし
それは違う、そんな事を言ってるんじゃないと思えば
自己主張して反論するんです。

いずれにせよ、相手に対して意見をするから
相手は何らかの方法に打って出ないといけなくなるんです。
人の話に意見をせず、フンフンそうかと聞き入れてれば
何の抗争に展開する事もありません。

つまり相手からすれば
人の話を(自分の話を)聞いてくれよと言いたいわけです。
実際に口では言わなくても、意識はしてなくても、それが心の声です。

相手の話を聞かないから、それどころか意見なんかするから
その事によって相手に選択肢を叩き付けてるわけです。
相手からすれば、そんな事はどうだっていいのに
ただ自分の話をしてるだけなのに
話を聞かずに意見をするというのは、つまりケンカを売ってるわけですね。

これは心理的な部分に影響する話で
普段は両者とも、無意識の中でコミュニケーションを行なってますから
この事は無意識の部分に情報が蓄積されてるわけです。

それでもお互いの関係が良好であれば
この問題が特別表面化する事はありませんが
お互いの関係が良好でない場合や、相手に対して良いイメージのない場合
何だコイツは、ちっとも人の話を聞かないなと
意見してくる人の印象の悪さが、心理的な無意識の部分に蓄積されていくんですね。

そして段々コミュニケーションが疎遠になっていくわけです。
そしたらもちろん気まずくもなりますし、険悪な仲にもなりますよね。

何か議論する場であったり、特殊な場面でもない限り
わざわざ人の話に意見する事なんてないんです。
フンフンと聞いてればいいんです。

そして自分の話の時に、自分の話したい事や意見を言えばいいんですね。
相手が話してる時に、わざわざ相手の話を遮ってまで意見する必要があるんでしょうか?
そんなに相手の事が憎いんでしょうか?
それとも相手を支配しないと気が済まない?
このような行為は、あなたは間違っている、私の意見が正しいんだと
相手を押さえつけてるようなものです。

このように自己主張が強すぎると
なかなかコミュニケーションもそうですし
人間関係を上手く築けないんですね。

だからといって、意見をしてはいけないという事ではなく
むしろ必要な場合もあります。
コミュニケーションで、これをしてはいけないなんてものはないんですね。
考えると難しいですね。

もしコミュニケーションが苦手だと思ってたり
自分の周りに仲の良い人はいないというような方は
相手の話に意見をして自己主張する前に
まずは黙って相手の話を聞くようにしてみましょう。
下手に意見をすると、無意識の内に、相手を頭ごなしに否定してる事に繋がります。

コミュニケーションの具体的な方法は、ここでお話した以外にも
心理カウンセリングで学んでいただけますよ。



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