何でも仕切りたがるのは、心に余裕が無い証拠
秋の夜長といって、秋はついつい遅くまで起きてたり
夜更かししてしまうような事を言われますが
なぜ秋は遅くまで起きてしまうんでしょうか?
季節に関係なく、遅くまで起きてる人は遅くまで起きてますよね。
ではなぜ、秋だけ特別扱いのように言われるのでしょうか?
実はこれ、秋という季節に何か特別なワケがあって
夜更かししてしまうわけではないんですね。
秋になると日が短くなり、日が暮れるのが早くなる。
そしたら夜が長くなるから、だから秋の夜長なんです。
遅くまで起きてるのが秋の夜長ではありません。
ついつい遅くまで起きてるから秋の夜長なんて思いますが
夏から秋になり、何となく夜が長くなったと感じるから
例え自分ではいつも通りに就寝してるつもりでも
何だか夜更かししてるように感じるわけです。
夜遅くまで起きてるからという、自分に対しての理由ではなく
実際に夜が長くなったから秋の夜長なんですね。
秋だけ特別夜更かししてしまうからではありません。
どうでしょうか。
秋の夜長とは、人の心理、人の感じ方を一言で表現した
立派な心理学なんです。
ですから、どうして秋は夜更かししてしまうのかといくら考えても
答えは出て来ません。
いつまで経っても正解には辿り着かないんですね。
だって、問題の根本からして違うんですから。
このように、悩みや問題というのは
まず本質を理解して取り組まない事には
いくら対処的に努力だけしてても、解決には至らないんですね。
どうして秋は夜更かししてしまうんだろうかと
着眼点の違う問題にいつまでも悩んでるようなものです。
それでは答えには辿り着けません。
そして悩みに共通する忘れてはならない事に
秋の夜長がほんとはどうであるかなんて、ちっとも大した事ではないという事。
どんな悩みでも元を辿れば、大した問題なんて一つもないんです。
虐待で受けた心の傷とか、そういう深刻化した問題が大した事ないのではなく
虐待なら虐待をするに至ったその出発点、動機の部分ですね。
それが(元の動機が)、虐待や命を奪うまでしなければいけないような程の
大した問題だったのか?という事。
悩みや問題というのは、今起こってるその瞬間は苦しいんだけど
そしたら果たして傷害にまで及ぶような事かと言われれば
ほんとはそんな大した事ではないんですね。
これは後で振り返ってみた時によくわかります。
今回は秋の夜長の真相から、悩みの本質についてのお話をしました。
心理学の観点から、もっと詳しくお話する事は出来ますが
長くなりますので今回はここまでに。
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