何事も最初は誰でも不安 ~何をどうすればいいのかわからないから心理カウンセリングを受けてみる~
心理カウンセリングというと
傾聴が大事、聴く事が大事だと言われますが
私がもう一つ大事だと思うものに、フィードバックがあります。
傾聴傾聴と言われ、案外見落とされがちなフィードバックですが
このフィードバックなくしてただ聴いてるだけ(傾聴だけ)では
カウンセリングは成り立たないと思います。
それくらい重要なんですね。
フィードバックを簡単に言えば、考える機会を作る
考えるキッカケを作る(提供する)と思っていただければ
わかりやすいかもしれません。
クライエントさんご自身の言ってる事の
矛盾点に気づいてもらったり
自分を客観的に見ると、他人からはどう見えてるのかなど
今まで気づかなかった事に気づく作業とでも言いましょうか。
カウンセリングには必ずフィードバックが必要になります。
だからといってカウンセラーが強引に気づかせようとしたり
相手をコントロールしようとする性質のものではありません。
あくまでクライエントさん自らが
自分で気づいた、発見したんだと思えなければ意味が無いんですね。
カウンセラーから言われたから(教えられたから)
言ってる事がわかったというのと
自ら気づいたというのとでは、全く性質が異なるのです。
人は自ら気づく事で変化が生まれるんですね。
人から教えてもらってわかったのでは、納得するだけで何も変わりません。
このように、クライエントさんにとって大きな変化を促すフィードバックですが
傾聴傾聴と言って、案外見落とされがちです。
確かに傾聴の重要性は、改めて言うまでもないくらい重要なんですが
ただ聴いてるだけなら誰でも、自分にも出来るとよく勘違いされます。
それは、話を聴く事だけがカウンセリングだと思ってるから。
しかし実際は、ただ聴いてるだけでは、傾聴だけではなかなか難しいんですね。
もちろんそれだけで十分という事もありますが
傾聴だけだとあまりに時間が(期間が)かかり過ぎたり
なかなかカウンセリングの効果を実感出来ないのです。
カウンセラーはそれでいいかもしれませんが
クライエントさんはカウンセリングの効果を実感出来るまで
悠長に通い続けてくれるとは限りません。
いくらこれから先に明るい未来が待ってたとしても
むしろその前に継続を断念される方が多いでしょう。
カウンセラーが結果や効果を焦ったり
急いで結論を求めるようではいけませんし
カウンセラーこそ、いろんな意味で待てなければいけないんですね。
待てる存在でなければいけないんです。
だけど結局、クライエントさんがもういいわ
何も変わらんわと断念されたら、何の意味も無いんです。
ここがカウンセリングの難しい所(課題)だとも言えるんですけどね。
私のカウンセリングは、傾聴もさる事ながら
フィードバックもかなり重要視しています。
特に最初の内は傾聴を主にカウンセリングを進めますが
徐々にフィードバックの回数を増やしていくようにしています。
フィードバックにより、生き方を学んでもらうのです。
フィードバックされる事で、そして自ら気づく事で
今まではただ苦しかっただけの悩みを理解し
段々受け入れる事が出来るようになります。
そうすると心も楽になり、少しずつ前進して行く事が出来るのです。
生き方を学ぶ事で、また新しく生まれ変わる事が出来るのです。
どうぞあなた様も、実際にフィードバックを体験してみてください。
そしてそうか!なるほどこういう事だったのか!と気づいてみてください。
心が軽くなり、人生が生まれ変わったように感じるかもしれませんよ。
心理カウンセリングは傾聴だけではありません。
現在カウンセリングを勉強されてる方や、カウンセラーを志されてる方は
ぜひフィードバックをお忘れなく。
ご意見ご感想、あなたのお聞きになりたい事をお聞かせください。
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必ず目を通します。
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併せてお待ちしてます。
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