カウンセリングの保険適用について
カウンセリングで難しいのが、タイミングですね。
言い出すタイミングだったり、技法を使うタイミング。
クライエントさんは、思った事、思ってる事を次々話されます。
しかも自分のタイミングで。
もちろんそれでいいのです。
カウンセラーは、クライエントさんが今何について考えていて
どの部分に考えを巡らせてるのか
しっかり聴いてみるまではわかりませんから
話を遮って、下手に口出し出来ません。
そんな中で、このタイミングで技法を使うべきだとか
今これを言うべきだとか(あるいは言わずに置くべきだとか)
頭でいろんな考えが巡ってるんですが
なかなかこのタイミングが難しいんですね。
あれこれ考えてる内に、クライエントさんの話は次々変わっていきますし
そしたら今度はその話の方に集中しなければならない。
まぁ実際は考えながら聴いてるというより
お聴きしてる内にパッと気がつくといった方がいいかな。
そのパッと気づいた事を発するタイミング。
これが難しいんですねぇ。
いや、言えなかったら言えなかったで、それでいいと思うんですが
なかなかどうして、そうして機会を逸していると
ずっと何も言わないまま、カウンセリングの時間が済んでしまうのです。
これが、クライエントさんがカウンセラーに対して
ただ話を聞いてただけじゃないかと勘違いされるんでしょうね。
でも最後に、少しスッキリしましたとおっしゃるのは不思議ですが。
カウンセラーは、クライエントさんご自身の中に
少し考えられる余裕が出て来るようになってから
一緒に問題の中身を考えていくんですね。
それまではそれまでで、ちゃんと考えてはいますよ。
だけど例えば、ケンカの最中だったり、少し興奮状態の人に対して
あれこれ正論を言っても通じないのと同じです。
少し冷静になり、頭が冷えた状態になって
ようやく考えられる余裕が生まれるのです。
ですから最初の内は、カウンセラーは聞いてるだけに思うかもしれませんが
ここがカウンセリングをやっていて、難しいところだなぁと思いますね。
何の効果もないのではとその時点で諦められたら
それ以上どうしようもないですから。
だからといって途中で話の邪魔をされたり腰を折られたら
もう話そうと思いませんもん。(クライエントさんが心理的な部分でね)
それでもこちらがずっと黙っていたのでは
ほんとに大丈夫なんだろうかと不安にさせますから
このタイミングについてはまだまだこれから
勉強と経験が必要になりますね。
よーし、もっとクライエントさんのお役に立つために
精進あるのみだ!
今回はブログで書いてるような書き方でコラムを書いてみましたが
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