人の話をちっとも聞かない人

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:なるほどおもしろ心理学

人に何か言って聞かせようとする時
もののついでに言ったところで
相手が耳を傾けてくれるはずもありません。

ちゃんと話を聴いてほしかったり
真面目な話しのある時は
きちっと話の場を設けて話す必要があります。

これは心理カウンセリングの状況と同じなんですね。

日常会話程度のものなら構わないのですが
相手の心の状態を無視して突然深刻な話を始めても
相手はまともに聴いてくれるはずがありません。

ちゃんと状況を用意して話し始めないと
相手はいい加減に話を聞いてしまいます。
人はそれぞれ自分の時間、心の状態を持って過ごしてるのですから。
いわゆるマイペースと言われるものですね。

カウンセリングも、きちっと事前に予約をして
決まった日時、決まった場所、そして決まった時間内で行われます。

これは話の状況を設定してるんですね。
聴く環境を用意してるのです。

ですからいい加減な約束や取り決めで(時間や日取りなど)
いつまでもダラダラと話し続けても、何の効果もありません。
聴く方も話す方も、話の内容までがいい加減になってしまうんです。

この日ですよ、この時間ですよ、この時間内ですよ、守秘義務を守りますよと
こういった取り決めをしっかりするからこそ
初めてカウンセリングというものが成り立つんですね。

でないと最初の話のような、聴く状態にはならないから。
話をする場が設定されてないから。
単なる日常会話の延長にしかなってないんですね。
(ですから料金についてもカウンセリングの効果に含まれてます)

こういった状況を避けるために
カウンセリングはきちっとした約束(契約)のもとに成り立ってるんです。

この話の場面というのは、何もカウンセリングじゃなくても
日常生活でも同じです。

家庭でも職場でも、もののついでに話しても
相手はあなたの相手をしてくれません。

話をちゃんと聴いてほしい時は
やはり話をする状況を設定して話す必要があるんですね。
相手の貴重な時間を割いて話を聴いてもらうんですから。

もしそういう状況も用意せず、もののついでに話し始めて
何だあなたは、人の話をちっとも聞かないでと文句を言うのは
大きな勘違いというわけです。

自分が勝手に状況を用意しといて
相手が必ず聴いてくれるとは限りませんが
その点心理カウンセリングは、それが契約ですから
きちっとあなたのお話に耳を傾けて
心理学の観点から一緒に悩みと向き合っていくんですね。

これが日常会話と心理カウンセリングの違いです。

もちろんただお話を聴いて会話をするだけではなく
心理療法を用いた専門的な見地から
総合的にあなたを見させていただきますので
実際に悩み解決へ向けた取り組みをさせていただきます。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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