どうして自分一人の力だけでは悩みは解決しないのか?

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:なるほどおもしろ心理学

私は今まで、心理学や私の持ちうる全ての知識など
このコラムなどで公表して来ました。
そしてこれからも、まだまだ尽きる事はありません。

本来なら公表せず、自分の中にしまっておいた方が
企業秘密のように自分だけの専売特許として
何かと都合が良いように感じるかもしれません。

しかし私が知識を秘密にせず
このようにどんどん公表するには訳があります。

それは、知識を秘密にせず公表する事で
自分のためになるからです。

もちろん皆さんのためにという想いが大前提ですが
それならあえて公表せず
カウンセリングを受けに来られた方にだけ明かした方が
ルームを運営する立場としては得なんじゃないか?と思われるでしょう。

しかし私は違います。

知識なんて自分の中にしまっておいても
何の役にも立ちません。

知識は蓄えられますが、いくら溜め込んだからといって
それを役立てなければ何の意味もないんですね。

つまり、あえて秘密にせず公表する事で
自分の役に立つ知識となる訳です。

公表する事によって、自分がどんな考えをしてるのか?
また、他の人はどう捉えるのか?など
自らの知識を振り返る事も出来ますし
様々なメリットがあるんですね。

これは実際の心理カウンセリングの効果、原理と同じです。

悩み事を自分の中にしまっておいても苦しいだけです。

本来なら悩みなんて秘密にしておきたいですし
思い切って誰かに明かして傷付きたくはありません。

だけど悩みって、自分の中に隠してしまっておくと苦しいんですね。
感情がどこにも行き場がないので
心の中で増幅してしまって膨れ上がるからなんです。

知識も悩みも同じで
自分だけが知っていて、それだけで外から何も得られないのは渇望の状態です。
ちょうど呼吸が出来ずに息苦しい状態と似てますね。
しかも悩みというのは、自分でもわからないという苦しみがあります。

例えば自分だけの秘密や隠し事というのは
自分だけが知っているんだぞという優越感を、外からの刺激で得る事によって
その秘密にしている事に対する優越感を感じられるんですね。

しかし悩みは同じ秘密でも
外からの刺激も何もありません。
ただ知られたくなくて隠しているだけです。

これでは悩みと向き合う事も出来ないし
自分の考えなど振り返る事も出来ません。

隠し持っていても何の役にも立ちませんから
とっとと開放して、何か外からの刺激が欲しい、手応えを感じたい。
なのに秘密にして隠さなければならない。
だから苦しいんです。

このような悩みの原理と同じで
私が自分の知識を公表するのも
こういった理由からなんですね。

自分の中に蓄えてるだけでは苦しいのです。
それだけでは何の役にも立ちませんから。

役に立たないだけならまだしも
こういった秘密を開放してやると
まず気持ちが楽になりますし
外から何かしらの手応えを得られます。
自分自身を内省できます。

つまり、秘密にしておくだけ無駄で、勿体無い。
それ以上知識が発展していかない。

悩みもこれと同じ。

私はこれからも知識を開放し続けますが
あなたもぜひ、ご自身の悩みを打ち明けてみてください。

心理カウンセリングでは、秘密は守られます。
あなたが勇気を出して悩みを打ち明けても
第三者に知られるという事はありませんよ。

ところで私から得た知識も
知ったからといって自分の中に蓄えてるだけでは何の意味もありません。
それは私やあなたとて同じなんですから。

だからこそ、いかに自分の抱えてるものを開放してやるかが
悩みの解決にとっても重要なんですね。

どうですか?
あなたも自分の中にしまっておくだけではなく
悩みや自分の事を、私に打ち明けてみませんか?

きっと何か、得られるものがあるはずですよ。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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