超ゴム理論の応用 ~年齢によって時間の感覚に違いを感じるワケ:前編~
あなたは、自分の人生を苦しめているものの正体についてご存知ですか?
そのヒントとなる考えを、相対性理論を応用しながら紐解いていきましょう。
(相対性理論を心理学に応用したものを、私は相対性心理学と呼ぶ事にします。
また、この分野について学を修めたわけではないので
私の言う相対性心理学は、現時点では独立した心理学であるとお考えくださいませ)
人生や生活というのも、ある一つの流れです。
そして悩みというのは、その流れの中で起こる引っかかりです。
スムーズな流れの中に引っかかりが生まれると
当然その部分が気になります。
しかし自分では、何が引っかかってるのかはわからないんですね。
とにかくその事によって、流れが悪くなるのです。
そして何かわからないからこそイライラも募りますし
その対処法もわからないわけです。
もしヒモが引っかかってるなら
切るなり解くなり、何らかの対処方法を見出せます。
誰かが腕を掴んでるなら
振りほどくなり説教するなり
流れを悪くしてる原因に対して
何らかのアクションを起こせますよね。
しかし原因が何かわからなければ
対処のしようがありませんし
イライラしながら、それでも流れの中を進んでいくしかありません。
つまり、ずっと悩みを引きずって生きているというわけ。
そしたらなぜ立ち止まる事をせず
その流れを悪くしている原因を確認しようとしないのでしょうか?
認識しようとしないのでしょうか?
当然流れがスムーズな人は
人生も順調に、どんどん先へ進んで行かれます。
だけど引っかかりのある人は
とにかく先を急ぎたいため
悩みを引きずりながら、しんどい人生を歩まれます。
何のために先を急ぐのかというと
その先に自分の理想や叶えたい夢など、何か目標があるからです。
心理学ではこれを、自己実現と言います。
本当に現状でも十分満足してるなら
何も先に進む必要はありません。
ただしそういう人は、自分はそれで良くても
自分が他人の流れを悪くしている原因だという事に
自分では気づいてません。
(この事自体は、決して悪いという事ではありませんが)
ここで一度、どうして自分はその悩みで悩んでいるのか?
改めて振り返ってみてください。
何でそんなにその事で悩んでいるのか、自分でわかりますか?
たいていは何でこんなに悩んでるのか
自分でもわかってないはずです。
例えばイジメられて悩んでる場合には
相手がイジメてくるから悩んでるんだとはわかっても
ではなぜ自分がイジメられなければならないのか?
本当に深い原因まではわからないですよね。
もし自分がイジメる側なら
なぜその人を、そこまでしてイジメなければならないのか?
本当に何か、その人をイジメる必要があるの?
という風に問われれば、そう簡単には答えられません。
ムカツクからとか、態度が気に食わないとか
そんな抽象的な答えしか出来ないでしょう。
これでは原因の説明や答えになりませんし
本当にわかってるとは言えないのです。
つまり、そこに何かが引っかかってるわけなんですね。
その“何か”に気づく事こそが
悩みや問題解決へと繋がるわけです。
人間何もなく、誰か相手をイジメてやろうなんて思いません。
イライラしてるから、虫の居所が悪いから
腹いせにイジメてやるんだなんてジャイアニズム的な根拠の裏にも
何か原因が隠されてるからそういう行為に至るわけですね。
ではその根拠、引っかかりは何なのか?
ここに気づいて問題解決に繋げていきましょうというものが
心理カウンセリングの役割です。
だから心理カウンセリングではよく
“気づき”という言葉を使うんですね。
私のコラムの中でも、度々出てくるでしょ?
問題解決や心の悩みにおいて
それくらい気づきというものが重要だからです。
もしよろしければ
あなたも気軽にカウンセリングを受けに来てみてください。
あなたの自己実現の流れをせき止めてるものは何か?
その原因を一緒に探っていきましょう。
ご意見ご感想、あなたのお聞きになりたい事をお聞かせください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしてます。
京都カウンセリングラウンジ http://kyotocl.web.fc2.com/
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