時代に逆行?褒める事は人をダメにする ~褒める事がかえって心理的プレッシャーに~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:人間関係・コミュニケーション

最近ではよく、褒める事が良いと言われてますが
褒める事がかえって、プレッシャーになる場合もあるんですね。

あまり人から褒められ過ぎると
ちょっとでも失敗してはいけない
常に自分は周りの期待に応えられなければならないという
心理的に圧迫された状態になるんです。

周りはそんなつもりじゃなくても
本人にとっては、その事が物凄くプレッシャーになってしまうわけです。

それで上手くいってる内はいいのですが
ひと度失敗でもしてしまったら
そこから精神的にも調子が狂ってしまい
更にはそれが原因で、周りからの評価が下がりでもしたら
それこそ自分を追い込んで、うつ病のようになってしまいます。

安易に人を褒める事は、実は相手を追い込む事にも繋がるんですね。

そもそもそんな形の上で褒められて
誰も嬉しいだなんて感じません。
子供だましもいいとこです。

褒められる事で、その時は気分が良くても
それがずっと続くとなると
いつまでもこんな状態が続くはずがないと、かえって不安になり
逆効果になってしまうんですね。

ですから本来は、褒めるのではなく
認めてあげる事がプレッシャーにもならず
一番良い方法なのです。

例えば「よくやったね」なんて言うと
褒めてるとも言えますし、認めてるとも言えます。
どちらとも取れないので、よく混同して使われるのですが
捉え方の違いとしては

・褒めるのは自分の気持ちから出てくるもので
相手の気持ちなんて考えてないから、それが相手にとってはプレッシャーになる。

・認めるのは相手の努力や功績を自分が受け止めるだけなので
相手にとってもプレッシャーにならず、その人の自己成長に繋がる。

という事ができます。

相手の、人の期待に応えたいという欲求を満たしてあげるのと
あなたへの(他人の)期待に応えなければならないというプレッシャーの違いが
お分かりいただけましたでしょうか?

何でも流行ってるからやればいいというものではありません。
このように生き方を学ばないと
物事をよく考えずに、直感だけで判断して行動するようになります。

これでは考える力が付きません。

考える力が付かないという事は
必然と悩み多き人生になるという事。

あなたもぜひ、心理カウンセリングを通して
悩みをコントロール出来るような人生を実現していきましょう。



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宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

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