心がしんどい時にゆっくり休むのは、逆効果な場合もあります
なぜ人は人間関係で悩むのでしょうか?
そりゃいろいろと気を遣うから・・・。
なんて言ってると、ふざけてんのかと怒られそうなので
もう少しマジメに掘り下げてみましょう。
まず始めに、自分と他人とは価値観が違います。
そこで悩みに繋がってしまうのは
説明するまでもないと思いますので省略しますね。
自分と他人とが違う点について
価値観の他に、時間軸というのがあります。
例えば何かの用事や約束で
絶対に遅刻してはいけないケースが発生しました。
あなたは少し出発が遅れ、急いで現地へ向かおうとバスを待ってます。
しかしバスは時刻を過ぎてもなかなか来てくれません。
そしてようやく到着したバスに乗ろうとしましたが
乗合の人が多くて乗車待ちです。
中にはお年寄りがいて、ゆっくりゆっくり乗車してるんです。
もっと早く乗ってくれないかなぁと、あなたは苛立ってます。
やっとの思いでバスは出発しましたが
何度も信号に引っかかり、なかなか進みません。
あなたは更に苛立ちます。
今度は視点を切り替えて、一緒に乗り込んできたお年寄りを見てみましょう。
このお年寄りも、待ち合わせの約束があってバスに乗ったわけですが
特に急ぐ必要もなく、むしろ約束の時間には早すぎるんです。
ですからバスが遅れたところでの~んびりしています。
するとイライラして急かしてくる
早く乗れとプレッシャーをかけてくる若者がいます。
それが先ほどの急いでるあなたです。
そうです。
この時点で2人の時間軸はかなりズレてますし
時間に対する価値観にもズレが生じてるんですね。
本来あなたは穏やかな性格であったとしても
状況によっては同じ気分ではいられません。
お年寄りの場合でもそうです。
状況が変われば態度や行動も変わるでしょう。
今回出てきたバスが電車だった場合。
電車は通常運行時にダイヤが乱れるというのはまずないですから
いくら急ごうともゆっくり行ってほしくても、時間ピッタリにしか到着してくれません。
事情で遅れる事はあっても、時間より早く到着する事はないですね。
そんな事はわかってても、自分の置かれてる状況によっては
やはり気が焦ってしまうものです。
自分の置かれてる状況によってこんなにも感覚の差が生まれるのですから
そりゃ当然他人に合わせようとすると
人間関係で疲れるのは避けられないんですね。
もしこれを自分の時間軸の中だけで生きられたら
常に平静でいられる事が出来ます。
他人の時間軸にかき乱されないから。
人間関係でここを見ていくと
何かいろいろと見えてくるかもしれません。
他人の生きる時間軸、そして自分の生きる時間軸。
この違いがどう影響してるのか。
そしたら時間の使い方とか、考え方や捉え方の違いとか
いろんな違いが見えてくると思いますよ。
きっと自分の中にも、心の余裕が生まれるかもしれませんね。
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