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コラム

危険な思い込みと、被害妄想

2012年2月3日

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

自分の中でこれはこうだと結論を出して決め付ける。
これが思い込みですが
人間の情報処理能力には限界がありますし
コンピュータのように正確でもありませんから
自分の見えてる範囲でしか物事を処理出来ないんですね。

しかしそれを超えるものが創造力であり
この機能は人間にしか備わってません。

話は本題に入りますが・・・。

思い込みは思考を限定的にさせ
視野が狭められた事によって起こる現象なのです。
ですから悩みを抱えて他の事まで考えられなくなった頭では
特にこの思い込みが起こりやすいのです。

つまり、自分の事しか見えていない状態で
本来自分には関係ないような事でも
自分の事に置き換えて考えてしまいますから
ああ自分の事を言われてるんだと
被害妄想のような感覚に陥ってしまうんですね。

この思い込みが良い方向に
例えば恋愛などでハッピーな方向に働いてると
自分にとって大きな力となりますが
思い込みが被害妄想として働くと
猜疑心の塊となり、人間不信にもなりますし
この悪循環の思考回路から抜け出すのは困難となります。

また、思い込みの激しい人は
自分は被害者であるという妄想が強いですから
自分が被害妄想に陥ってるという事にも気づきにくいんですね。
非常に視野が狭まってしまうのです。

悩みに対してでもいいですが
今あなたがこうだと思ってるは、本当にその通りなのでしょうか?
事実確認でもしたのでしょうか?
例えば人間関係での思い込みなら
相手の方ときちっと話し合いをしましたか?
一方的に決め付けて話を進めてませんか?
あるいは自分の中だけで納得いくように処理して
何もせず諦めて済ませてませんか?

そうです、その納得が思い込みである場合もあるのです。

いいですか、この被害妄想から抜け出すには
疑ったままでも何でもいいですから
もしかしたら違うんじゃないか?と考えてみる事。
思い込みに納得してしまわない事です。

自分の中で結論を出して
ああ自分の事だと被害妄想に駆られる前に
まず自分の考えの方を先に疑ってみてください。
先に自分の中で答えを出してしまわないでください。
たいていは考え過ぎであるという場合もありますから。

結局これらは自分で自分をおとしめてるんですね。
しかもその事に自分では気づいてません。
だから被害妄想なのです。

まずは答えを焦らない事。
結論付けてしまわない事。
そして大切なのは、自分一人だけで考え込まない事です。
自分の頭の中で考えてると
どうしても独りよがりの考えになってしまいますから
こうだと決め付けるのをまずやめてみてください。

どうしてもわからない、腑に落ちないというなら
自分一人で考えず、誰か他の相談出来そうな人に相談してみてください。

本当に自分は正しいのか。
あなたは証明出来ますか?



ご意見ご感想、あなたの聞きたい事を聞かせてください。
メールでけっこうですよ。
必ず目を通します。
また、こんなテーマで書いてほしいというご希望も
併せてお待ちしてます。

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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