制限の良し悪し
学生の頃から、人の共通心理に興味を持ち、建築の勉強そっちのけで心理学に没頭した時期があり、脳科学がブームになった頃から脳科学のタイトルが付いた本を読みあさりました。
脳科学に興味を持っている方はご存知だと思いますが、脳は「否定語を理解できない」ということを聞いたことがありませんか?
セミナーのネタでよく言います。「皆さん、ペンギンを想像しないで下さい」と言われると、必ず皆さんの頭に、ペンギンの姿が浮かんでいるでしょう。
これは「ペンギンを想像しないで下さい」と言っているにも関わらず、脳はペンギンをイメージし「想像しないで下さい」という否定語を理解していないということです。
否定語と肯定語
子どもやご主人が出かける時、「事故に合わないようにね」「忘れ物をしないようにね」このような声がけをしていませんか?
このように否定語で声がけされても、脳は「事故」や「忘れ物」という言葉しか反応していません。
もし脳に理解させるのだったら、「運転に集中してね」という肯定語で言えば、「運転に集中」と理解してくれます。
「今日必要なモノは持っているの?」と言い換えると、忘れ物を自分で点検する習慣が自然に身に付くでしょう。
このように、普段から肯定語を使うトレーニングをしていれば、思考が変わり行動が変化します。特に子どもの教育にも具体的な肯定語を使ってみて下さい。
「それはダメ!」「これはいけない!」という否定語をやめて、あなたの気持ちと、こうなったら嬉しいという理由を肯定語で言ってみて下さい。
例えば、「ママ、◯◯だから△△してくれたら嬉しいな」この◯◯の中に、あなたの気持ちや理由、△△に具体的な行動を伝えるようにしてみて下さい。ママの気持ちや理由に納得できれば、子どもが自ら行動できるようになります。
終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュで相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「言い換えで短所を長所にする
リフレーミングして言い換える
【小さな実践】
普段の会話の中で、否定語を使ったら、肯定語に言い直すことを習慣しするトレーニングを継続すると、あなたの周りで何が変化するかを観察する