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先日は「よく似ている心理学用語 1」についてお話をしましたが、今回は「自尊感情」に特化してお話しようと思います。
自尊感情も自分を肯定するという意味では自己肯定感と同じですが、能力、実績、評価のように他者と比較したり条件を付ける自己肯定感とはかなり違って、自尊感情は自分ひとりで完結する感覚です。
自己肯定感が高いと、自分より能力が高いと大きな存在だと思い、依存して媚びたり、自分と近い存在なら嫉妬したりしますが、自分よりも能力の低い人を内心で見下すようなことが起こります。
このように自らが振り回されることがあるので、自己肯定感が高い人は嫌われる原因のひとつかもしれません。
自尊感情
自尊感情は極端な言い方ですが、赤ん坊は自尊感情が高く、幼少期から思春期までの成長過程において、親や先生など自分の周囲の大人から尊重され、存在価値を認められていると自尊感情は高い状態で保たれています。
自尊感情は「無条件」に受容、承認されるときに起きる感情のことで、自分の存在そのものを認めています。
自尊感情が、あるがままの自分を大切にするのはもちろんですが、「知らないこと、できないことがある自分の限界を受け入れる」という姿勢が真の謙虚さの背景にあるので、メタ認知能力(自分を客観視する)に深く関わっています。
一方、自尊感情の低さは、「見栄えの悪い自分」を受け入れることができないので、勇気引きこもりや社会に適応ができない状態や、自傷行為や自殺などの社会的問題を引き起こす一つの要因にもなっています。
加えて、自己肯定感と同じ感覚で使うのが自尊心やプライド。それらは意味合いが異なる時に自分でも完結できますが、他人との比較でも生まれます。
最後に自信と自己肯定感については、自信があるから頑張るではなく、自信がなくても「一生懸命やって失敗しても後悔はない」と思える自分への信頼が自己肯定感です。
終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。
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あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「自信とやる気をアップさせる自己効力感とは」
自己効力感をコミュニケーションに使う
【小さな実践】
学んだことは、まず自分で試して改善や応用を繰り返しながら継続してみる