早朝の2時間は宝の山
このブログでも何回も記事をアップしている「顕在意識と無意識」の関係で、よく説明に使うのが下記のような氷山。海上に出ている一部が顕在意識、大部分が海中に沈んでいる潜在意識と言われています。
この顕在意識と潜在意識には、ハッキリとした境界みたいなものはありません。梯谷幸司著の下記の本では「メタ無意識」と呼ばれています。
「メタ無意識」は、現実を個々で解釈する「器」のようなものと言っています。水とコップで例えると、入れる水は同じでもコップの形状によって観えるカタチが変わるということです。
つまり、私たちが現実を捉える際の「前提」「思い込み」「フィルター」によって、自覚がない「メタ無意識」には個人差が生まれ、それらの器の形状で反応が変わるわけです。
※外からの情報を、視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚といった五感でキャッチし、それを基に言葉を選んで反応するが、個々の解釈しだいでどのような感情が生まれるか分かりません。これらがプログラム化したものが「メタ無意識」
例えば、「健康になりたい」と願っても、この願いは脳が叶えてくれません。つまり「健康になりたい」と言う言葉のウラには、「身体が弱い」「病気」という前提を含んでいるので「メタ無意識」は「不健康」だと潜在意識に刷り込んでいるからです。
「健康になりたい」と願っても、潜在意識からはネガティブな意識しか生まれません。けれども安心して下さい。「メタ無意識」の前提を変える言葉があります。
コーチが使う魔法の言葉で、「もっと」「さらに」などの言葉で目標の制限を広げると脳は前提を現実化しようとします。
「もっと◯◯に・・」「さらに〇〇に・・」「〇〇の他に・・」「より〇〇に・・」という言い方に変えると、現在も「健康な状態」という前提によって「メタ無意識」が変わります。
従って「メタ無意識」を変えることによって潜在意識を書き換えられるので思考や行動も変わってくるということです。
終わりに・・・
記事の内容は、あなたの状況・状態・環境などに合わせてアレンジし実践して下さい。アウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
この機会に学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。使う度に自分のものになります。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「良質の質問は日常会話でトレーニング「NLP」7」
メタモデルの「省略」「歪曲」「一般化」とは
【小さな実践】
普段から自分が発する言葉の前提を意識しておき、よく出る言葉の前提をノートに書き留めておく