◯◯と◯◯があるとコラムネタに困らない
自分のセルフイメージを変えたりマインドセットを置き換える要素として「自己重要感」や「自己肯定感」、「自己受容」など、これまでよく似た言葉が出てきました。
今回は、新たに「自己効力感」についてお伝えします。
自己効力感とは、ある状況化で必要とされる行動力のこと。例えば「結果を出す」「目標を達成する」といった結果を出そうとする際、自己効力感度が「上手くできるかどうか」の指標になります。
自己効力感は「測定が可能」「コントロールが可能」「本人が理解しやすい」といった特徴があり、自己効力感がアップすると、今、必要とされる行動を実感することができます。
自己効力感は「優越感」「劣等感」といった感情の心理と深く繋がっています。自己効力感がアップするにつれて優越感が高まります。一方、自己効力感が低下すれば劣等感が強く現れます。
自己効力感と似た感情で、自尊心や自己肯定感といったものがあります。自尊心や自己肯定感は、自分自身を信じている状態ですが、自己効力感は、目標達成に対して自分にはその能力があると認知している状態。
自分には無理と始めから行動できない人に、「自分にもできる!」と自己効力感をアップさせることができたら大きく行動変容が起こります。
私がこの経験をしたのが、中学二年の時です。それまで中間や期末テストの勉強をしたことがなかったのに、ひょんなことから1回だけ本気で勉強することになりました。
すると学年で300番を越えていた順位が、一気に50番代に上がりました。その結果、先生からカンニングしたと疑われて再テストしたら、同じ問題だったので10番代になりました。
ここで私は調子にのって「俺はやればできる」と確信できたので、これからは肝心な時だけ勉強すれば自分には能力があるから大丈夫だと、変な自信を持つことになったのです。ただ、これは劣等感から歪曲した優越感に変わった悪い例です(笑)
この自己効力感をコミュニケーションで使うとすれば、相手が上手くいった時に褒めることで、相手ができた実感を積み重ねて自己効力感をアップさせることができます。
もちろん、いきなり相手の自己効力感を大きくアップさせようと考えず、些細なことでも小さな自己効力感を高める回数を重ねることで、大きな自己効力感のアップに繋がります。
ただ、自己効力感のアップは諸刃の剣。自分の能力を過信するあまり高飛車になったり、中学時代の私のように自信過剰になり優越感に浸るようにさせないこと。何事も程度問題ですからね。
あなたの状況・状態・環境などに合わせて当記事の内容をアレンジし実践して下さいね。人はアウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
もう1つ大切なこと、せっかく学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。もったいないです。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「目的達成のための再構築とは」
目的を明確にしてプロセスを再構築
【小さな実践】
自分の自己効力感がアップした些細な事例を書き出しておき、それを意識しておくことで相手の自己効力感をアップさせる褒め言葉のアンテナを張ることができる