準備途中でも即行動しなさい
企業研修やセミナーで話す時、何度やっても始めは緊張します。それも体調によって緊張度が違うんです。不思議でしょう。
緊張をほぐす方法はいくつかありますが、比較的簡単な方法をお伝えしようと思います。すごく緊張していることを自覚した時に効果的な方法です。
その時の自分のココロの状態を小声でも良いので「今、君はすごく緊張しているよね」このように言葉にします。客観的な言葉でラベリングしてやるとココロが無駄な反応をしないのです。
ラベリング
ここで「ラベリング」について説明しておきますね。ラベリングは他者に使うことが多いスキルで、「あなたは○○だよね」と、こちらが決めつけるのをラベリングといいます。
少し大げさですが、相手は貼られたラベル通りの行動を自然にとるようになります。私たちは、子どもの頃から大人に「男の子は男のらしく」「女の子は女の子らしく」とジェンダーの価値観をラベリングされてきました。
良きにつけ悪しきにつけ、私たちは普通にラベリングしています。ただ、絶対にしてはいけないラベリングは、相手が望んでいないラベルを貼ってはいけません。
コーチングなどでラベリングを使って相手のモチベーションを上げる際には、相手が本当はどうありたいのか、今の自分をどう思っているのか、こちらが貼ったラベルは相手にとって適切なのかを確認する必要があります。
さらに、ラベリングする際、もう1つ気をつけたいことがあります。それは相手の性格や人間性ではなく行動にのみラベリングするということです。
さて、話しを戻すと、緊張した時、自分のココロの内を客観的な言葉にしてラベリングすると、緊張した状態の自分を客観視できるので緊張が一気にほぐれます。
「緊張」というココロの状態は防衛本能です。見えない敵に対して身体全体で臨戦態勢をとっています。一方で緊張を受け入れたくない自分とも戦っています。
その時に「君は緊張しているよね」と、自分のココロに向けて言ってやると、面白いように緊張の糸が切れてくれます。
是非、試してみて下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「人前で話す時に緊張しないコツ」
緊張の正体は
【小さな実践】
ラベリングは使い方によっては諸刃の剣にもなりかねないことを意識しておく