◯◯と◯◯があるとコラムネタに困らない
先日からNLPをコーチングに使うやり方をお伝えしていて、今回はLesson4です。
NLPでは、タイムラインといって過去・現在・未来を、実際にイスを縦列に3箇所置いて、それを移動しながら五感を使ってイメージするワークがあります。
今回もクライアントはAさんです。
このワークは、Aさんが五感で場を感じながら、過去・現在・未来を移動し、その都度、こちらが下記のような質問をするので臨場感を保って自分を客観視できます。
「過去のAさん」⇔「現在のAさん」⇔「未来のAさん」
・過去から現在のAさんを観てどのように感じますか?
・現在から過去のAさんを観てどのように感じますか?
・現在から未来のAさんを観てどうなっていますか?
質問については、私がコーチングする際に、頭の中にある下図の観点切り替えマップを使いながらイメージを広げていきます。
視野を広げるマップ
目的や目標を絞り込めないのは、過去、現在、未来に対して視野が狭いというのが理由のひとつです。
下図の観点切り替えマップで、現在を中心に過去や未来のエピソード、モデルになる人間関係などのエリアを行き来しながら気づきを掘り起こしていきます。
例えば、Aさんが次のような悩みを抱えていたとします。「職場の人間関係に苦しんで会社を辞めたが、これからどうしたら良いか分からなくなった」これを上のマップを使ってコーチングをすると
・過去で何が苦しかった? (過去 -)
・未来ではどのようになりたい? (未来 +)
・過去で楽しかったことはある? (過去 -)
・未来で恐れや制限していることは? (未来 -)
・尊敬している人は? (人間関係 +)
・苦手な人は? (人間関係 -)
・過去・現在・未来を客観視した時、未来の先に観えるものは? (俯瞰)
このように現在を基点に、過去・未来・人間関係・俯瞰のエリアを入口にしながら、質問するとコーチングスキルがなくても、Aさんの気付きを引き出す質問が出てきます。是非、コーチングする時のマップにしてみて下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「才能=性質×ツール(スキル)」
3つの性質で才能を見つける
◇「学びから伝えるまでを段階的に実践する」
学び取るとは
【小さな実践】
観点切り替えマップを使って、クライアントに対して様々なアプローチ法を探ってみる