早朝の2時間は宝の山
ステンドグラス作家の現役時代、友人の工務店社長に古民家にステンドグラスを入れてほしいと頼まれ、完成したステンドグラスを友人が見て「こんなものは誰も喜ばない」と言われました。
後にも先にも40年以上ステンドグラス作家としてステンドグラスに関わって、ここまで侮辱されたのは初めてでした。私が一番カチンときたのは、デザインの打ち合わせしているにも関わらす、このような侮辱的な言葉を吐かれたことです。
数年間、その友人のことを許すことができず、一切、連絡を取ることはありませんでした。相手を許すことは、内容によって口で言うほど簡単ではありません。
今、冷静にこの出来事を分析すると、私は、友人と屈辱的な問題発言を一緒にしていたのです。つまり、「私に向かって屈辱的な言葉を吐いた、だから友人とは距離をおこう」このように、相手と問題をひとくくりにしています。
友人が望ましくない問題発言をしたとしても、その友人の存在事態を切り離して考えると結果は違っていたかもしれません。この件は、問題発言を放置するということではなく、友人と問題を切り離して考え、友人を人として許すということです。
これもテクニックやスキルがあるわけではなく、自分に合った方法でマインドセットを変えるしかありません。
問題を起こした相手に対して、「A君は◯◯だからこんな問題を起こすのだ」とこんな言い方をすると、A君を全否定しているのと同じです。
「A君はいつも慎重なのに、何故、このような問題を起こしたのか、これにはA君なりの事情があるかもしれない」と考えることで問題とA君を分けることができます。
他者が起こした問題でイラッとした際には、「相手と問題を分けて考える」ということを意識し、落ち着いてからノートに書き出して見える化すると、自分でマインドセットを変えるトレーニングができます。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「イライラや怒りの負の連鎖は勇気で断ち切れ」
どのような自分も受け入れる勇気
◇「受け入れるということ」
口で言うほど簡単じゃない
【小さな実践】
他者が起こした問題でイラッとした際には、「相手と問題を分けて考える」