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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

子どもは親が敷いたレール通りに進む

2019年12月29日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:子育てママのビジュアルコーチング

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

コラムキーワード: コーチング やり方女性の働き方

私は建築に携わって数十年、つくづく思うことがあります。外観、内観も大切ですが、最も大切なのは基礎です。基礎が軟弱であれば建物は沈下して傾きます。

人間関係や自己啓発の講座で参加者さんの悩みを聞いていると、一番多い悩みが「子育て」です。子どもが生まれて幼児期→学童期→思春期→青年期に至るまで、親子で様々な紆余曲折があると思います。

赤ちゃん笑顔

私は双子の子育てを夫婦でしたのは、生後半年まで。その私が子育ての経験もないのに、子どもの教育のことを話しても説得力がありません。しかし私の場合、1歳の頃の記憶があるので、幼少期の子どもの立場から感じたことはお伝えできると思います。

赤ちゃんの記憶


記憶があると言っても全て覚えているわけではありません。記憶に残っているのは、生存に関わるエピソードと強い感情が湧いた記憶だけです。

例えば、1歳の時、私は乳母車ごと川に落ちました。詳しいことを書くと長くなるので割愛しますが、その時に助けてくれた女の子の温もりと、私を心配している困った顔を覚えています。

詳しい話は後に、私が川に落ちる原因を作った祖父から聞きました。しかも、この話を最初に切り出したのは小学生だった私だったので祖父は驚いていました。

1歳の時のエピソードはこれひとつですが、2歳から覚えているエピソードはどんどん増えていて、今でも同じような出来事があると、それがトリガーになって思い出すことがあります。

私に限らず、赤ちゃんの頃の記憶は潜在意識に刷り込まれているので、子どもと親は合わせ鏡というように、親と同じようなルートを歩むようになります。

同時に親子の基本的信頼関係も赤ちゃんの頃から構築され、それを基に2〜3歳で「私が」とか「僕が」というアイデンティティが形成され幼少期の性格が完成します。

私の家庭は祖父とお袋の三人家族だったので、祖父が父親代わりでした。小さいころから、人の顔色を観るのが得意で大人からもませた子どもだったようです。

私はモノ作りや絵を描くのが大好きで、おまけに好奇心が旺盛で何でもバラバラにしていました。それを祖父やお袋から叱られた記憶がないので、自由奔放に育てられたのでしょう。

子どもとおもちゃ


私が幼い頃のおもちゃといえば、ブリキの自動車やロボット、ゴム動力の飛行機、コマ、凧、後は手作りの竹を使ったおもちゃの作り方は、祖父から教わりました。

おもちゃのおかげで創造力もたくましくなったし、作ることの喜びを幼い頃から培っていました。小刀を使うので切り傷は絶えませんでしたが、小刀が危険な道具というのを認識することもできました。

私のオリジナルの「子育てママのビジュアルコーチング」も、子どもの視点から生まれたものです。絵やモノを使ったコーチングなので大人にも効果的です。

脳が物事を理解するのは文字や言葉より絵や写真の方がより早く理解できるし、モノを使うのも五感を刺激し、感覚的に気づきを潜在意識から引き出すのに効果的だからです。


子どもとおもちゃの関係については、次の機会により視点を変えて記事にしますね。


あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「子育てに絶対的に必要な4つのこと」
家族の生活習慣に取り入れる4つのこと

「子どもに対して褒めても叱っても効果が出ないのは理由がある」
褒め方と叱り方の大原則



【小さな実践】
絵本は、絵本作家が意図していることを、まず親が汲み取ってから子どもに読み聞かせ、子どもがどのような受け取り方をしても親はそれを否定しないようにする


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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