怒りのクセを相手から読み取ると関係性が改善できる
昔は何でもないことにイライラしたり怒っていましたが、そんなに気が短いわけではありません。
今でも忘れもしないことがあって、携帯のショップ店員が機種を間違えて注文し、出張する日に使おうと楽しみにしていたのに携帯が使えなかったとか・・ケーキ屋で予約していたケーキを、店員が間違えて他のお客さんに販売したとか・・
バカみたいなことです(笑)
私の場合、店内で怒るのではなくて、後でブツブツ言うタイプ。考えれば考えるほど、怒りレベルが上がってクレマーに近いことを電話でグチグチ言ったり、困った人間でした。
そんな私も歳を重ねるごとに、イライラも怒りも少なくなりました。今思えば自分の怒りに怒りを感じていたのかもしれませんね。
そりゃぁ人間ですから、今でも、時々ちょっとした怒りが顔を覗ける時もあります。
そんな時は、自分にこんなを質問します。
・怒っている本質がどこになるか?
・今の怒りは、何が引き金になったのか?
・過去に同じような怒りを感じたことがあったか?
・あったとしたら共通点は何か?
・この怒りの落し所は? どうしたいのか?
こんな質問に答えていると、怒りの本質が明確になってくるにつれ、怒ったことがばかばかしくなっています。
「怒り」を他の言葉に置き換えると、色々とワークに使えるので試してみて下さい。
怒りをプラスに?
そうそう、肝心なことを言い忘れるところでした。「怒り」の感情をプラスにすることができると、アンガーマネジメントファシリテーターとして伝えてきましたが、考えてみると本当にそうかなぁ・・と思うことがあります。
怒りの感情を脳科学的に検証すると、怒りの感情がニュートラルに戻った時に、それらの経験を基に、少しずつ修復しながら思考を繋ぎ変えていくので、それはそれは長い道のりが必要です。
私たちは恥をかいたり反省したりしながら、それを積み重ねることで価値観や固定観念が変わり行動が変わってくるので、まずは自分の感情と向き合うことから始めてみましょうよ。
【小さな実践】
自分の感情の出処を一歩下がって観察してみる