緊張を取り除くためにする2つのこと
大小はともかく悩みは何かしらあると思いますが、特に急いで解決しなくても良い悩みは先延ばしにしたり、あまり深く考えないようにするのではないでしょうか。
どうしても解決しなければならない大きな問題が、あなたの親友や身内に起こったとしても、その問題は客観的に分析できるので解決の糸口を見つけやすいと思います。
ところが、同じ問題が自分に起こったとしたらどうでしょうか? 他者に起こったように客観的に分析するのは難しくなるでしょう。
そんな時に行なう3つの思考法があります。
他人視点で考える
長期的に考える
最悪の状態を設定しておく
具体的に説明しますと、
「他人視点で考える」
冒頭でお伝えしたように親友や身内に問題が生じた時と同じように、自分の大切な人に起こった問題として、一歩下がって俯瞰して観ることで客観視できるので、問題に関係ないよけいな感情を取り除くことができます。
「長期的に考える」
問題を短期的に観ると現状しか把握できません。大きな問題というのは、実は長期的な要因を含んでいます。長期に渡って小さな要素が積み重なって大きな問題になっています。小さな要素を分析するには回り道しても長期的に観察しないと観えてきません。
「最悪な状態を設定しておく」
下記は他の資料から引用。
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目的達成の際にも使われ、現実的な行動を考えるメンタル・コントラスティングは、ダイエット、成績向上、人間関係の構築、恋愛、飲酒などの悪い習慣を断って良習慣を構築したり食習慣の改善などで使われる思考です。
このツールを、日常生活の中で誰でも簡単に実践できるようにと「ガブリエル・エッティンゲン氏」著者自身が練り上げたツールがWOOPです。
WOOPとは、Wish(願い)、Outcome(結果)、Obstacle(障害)、Plan(計画)の4つのステップの頭文字を取ったもので、その実践のやり方は次の通りです。
あなたの中にある最も重要なWish(願い)が何かを見つけて確認する
その願いを達成することで得られるOutcome(結果)を具体的に想像する
願いをかなえるのを邪魔している最大のObstacle (障害)を見つけ、望みどおりには事が運ばない状況を鮮明にイメージする
その障害がいつ、どのような状況で現れるかを具体的にイメージし、その障害に負けないための対策を考える。「もし〜なら、◯◯しよう」といった、障害に対する具体的なPlan(計画)を立てる
このWOOPを日常的、かつ長期的に実践すれば、特定の問題や願いを解決できるだけでなく、有意義で安定した幸せな生活を送ることができると著者は述べています。
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以上3つの思考法は「最悪の状態を設定しておく」が複雑に感じるかもしれませんが、簡単に言うと、目的達成や問題解決について考える際、次のようにセルフコーチングをしてみる。
・それについて、あなたの最も大切な願いは何か?
・それを達成するとどのような結果を得られるか?
・その願いを叶える時に発生する最大の障害は何か?
障害の状況を具体的にイメージする、その時の障害がどのようなカタチで現れるか具体的にイメージし、その障害に対する解決策や対策を具体的に計画しておく
以上は思い当たるだけノートに全て書き出してみて下さいね。
目的や夢を実現する上で障害はつきもの。それらの障害から目を背けることなく具体的に対抗策をイメージしておくことで、障害を客観視できるのでモチベーションに変換することができます。
参考にできることがあったら実践してみて下さい。
【小さな実践】
これらの思考のワークは日常的かつ長期的にやってみる