人間関係のものさしは位置と距離感
最近は電子書籍で読む方も多くなっているようです。でも、私はやはり紙の本が良いですね。電子書籍が悪いわけではありませんが、本棚にストックして読みたい時にすぐ読める紙の本が好きなんです。
本好きの私がたまにする失敗が、既にある本の二度買いです。普通は考えられないでしょうけど、私はこれまでに片手では数え切れないくらいあります。
原因は、私が反応する背表紙のタイトルが同じ傾向のものが多く、購入するのはいいのですが、読んでいる途中の本があるので、購入した本をとりあえず棚積みします。その結果、忘れて同じ本を買うというパターンです。
自己流の速読術
本は読み慣れてくると読む速度があがりますが、読み慣れてないと内容の全部が大事なような気がして一字一句逃さず隅から隅まで読んでしまいます。
それがある程度、慣れてくると、筆者が言い回しを変えて何度も書いている部分とか、自分の興味と無関係な部分を読み飛ばします。
それから、買う時や読む前に必ず、目次に目を通します。読む前に興味がある目次に、内容を想像してチェックを入れておき、読んだ時に自分が想像した内容との相違点があったら付箋を貼っておきます。
ここでのポイントは、アンダーラインではなくて付箋です。実はアンダーラインはクセモノで、たいていの場合、アンダーラインを引くのは重要だと判断したところですよね。
しかし、数ヶ月経ってアンダーラインの箇所を読み返すと「なんでこんなところにアンダーラインを引いたのだろう?」と思うことが多いのです。
その理由は
その時に重要な箇所だと思ったのは、その箇所に至るまでの前文があったからです。筆者は、重要な箇所を読者の記憶に留めるために逆説的なことを言ったり、別な言い回しをしたり、ストーリー仕立てにしながらページ数を増やしています。
それらの前文を読まずにアンダーラインの部分だけ読んでも、意味不明なのは当たり前です。それより大切な箇所があるページには付箋を貼っておき、ページの前後を読み返すと、後で読んでも大切なポイントが明確になります。
アンダーラインを引くのは悪いことではありませんが、実は、潜在意識に「アンダーライン以外の部分は不要」と脳に刷り込んでいるようなものです。
読み終わった本を、何かの参考にするために読み返す際には、付箋を貼った重要箇所をひとかたまりで読むことをお勧めします。
このやり方は、ハウツー本や専門書を読む時には効果的ですが、あなたに合うかどうか分からないので試してみて下さいね。
【小さな実践】
読んだ本を後で参考にする時には、ポイントに付箋を貼っておき、ノートに自分の言葉に置き換えて書き写してみる