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コラム
子どもにとって「あれはダメ!これはダメ!」は親の課題の押し付け
2018年11月19日 公開 / 2020年10月25日更新
◯◯を解決する
悩みや目の前の問題、或いは何かを始めた時、大きな課題が観えたらそれを解決したいと考えると思います。本を読んだり、友だちに相談したり、講座やセミナーに参加したりと、何某か行動しますよね。
私の子ども向けの講座で、参加者の方から下記のような質問がありました。
「小学生の子どもが、イライラした時にイヤホンで音楽を聴きながら部屋の中を歩き回ります。家なら良いのですが、他でやると困るのでやめさせた方が良いですか?」
という質問。
「他人に迷惑をかけているわけでもないし、イライラした時に解りやすくて良いですね。それにとてもカワイイ個性だと感じました」私はこのように答えました。
大人も子どもも感情を、言葉や行動で表現するのは当たり前のことです。大人になると周りの空気を読んで抑えることもできますが、子どもが感情表現している時に「恥ずかしいからやめなさい!」とか、表現方法を無理に変えさせない方が良いです。
部屋を歩き回るという感情表現も、今回の質問の子どもにとっては、感情をコントロールできる唯一の方法だと思います。恥ずかしいとか迷惑がかかるかもしれないというのは、親の概念で言っていることで親の課題を子どもに言っているのと同じです。
子どもの応用力
子どもは放っておいても、成長とともにイライラを抑える方法を見つけます。それに子どもは大人より、先入観がないので自分に合う方法を検証しながら見つけて応用できます。応用力は子どもの方がありますからね。
私自身も子どもの頃は、いたずらをしながら、やって良いことと絶対にしてはいけないことを「いたずら」という方法で境界線を確認していました。特に男の子のいたずらは、好奇心を育てることと善悪を見極めるためには不可欠なことです。
子どもの不可解の行動は、個性だと思って興味深く楽しんでみてはいかがでしょうか。
【小さな実践】
大人が子どもの行動に興味を持って、◯◯をしたらどんな気持ちになるの? ◯◯はどんなことがキッカケでやってみようと思ったの? ◯◯は家でないとできないの? というように興味を持って聴くことで、子ども自身にも気づきが生まれる
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